この記事では「お持ちいただけるとのこと」について解説をします。
「お持ちいただけるとのこと」とは?意味
持ってきてもらえるとのこと、という意味です。
聞き手が何かをもってきてくれます。
「お持ち」は「持つ」を相手を敬う表現にしたものです。
「持つ」にはいくつかの意味がありますが、この場合はたずさえる、携帯するという意味で用いています。
「いただけ」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
話し手にとって利益になるようなことを、他人から受ける意を表します。
「お持ちいただけるとのこと」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手が何かを持ってきてくれるときに用います。
この後には、「わかりました」の意を表す言葉や、お礼の言葉が続きます。
「持つ」には、手の中ににぎるという意味があります。
この意味では「荷物を持つ」のような使い方をします。
「お持ちいただけるとのこと」は、敬意を表す言い方をしています。
目上の人に荷物などを持ってもらうことは、あまりないでしょう。
自分が持つと相手が申し出てくれたとしても、下の立場のものが持ちます。
そのため、この言葉の「持つ」は手の中ににぎるという意味で用いているのではないことになります。
たとえば、このような場面で用います。
ある講習会を開くことになりました。
この講習会では、着替えが必要です。
いちおう着替えは用意されているのですが、数が多くはありません。
そのため、各自持参してくれるとありがたいです。
ある人は「自分は着替えを持っていきます」と伝えてくれました。
着替えを持ってきてもらえるとありがたいです。
その気持ちを、この言葉をお礼の言葉とともに使って伝えます。
「お持ちいただけるとのこと」を使った例文
・『お持ちいただけるとのこと、感謝いたします』
「お持ちいただけるとのこと」の返答や返信例
メールの場合は返答しないことがあります。
対面や電話の場合は、何も返さないのは不自然です。
どういった言葉を返すかは、何のためにあるものを持参するのか、何を持っていくのかによって変わります。
持っていくものに細かな指定があるようならば、その点を確認しておきましょう。
「持っていく」といっておきながら、後になって「持っていくのはやめる」となると、相手に迷惑をかけます。
どうしても持っていけなくなってしまったときは、それがわかった時点でできるだけ早めに伝えましょう。
まとめ
この言葉は、聞き手が何かを持ってきてくれるときに用います。
そうしてくれることが、話し手にとって恩恵になっています。
「持つ」には、いくつかの意味がありますが、この場合はたずさえる、携帯するという意味で用いています。