この記事では「早急にご送付いただければと存じます」について解説をします。
「早急にご送付いただければと存じます」とは?意味
すぐに送り届けてもらえればと思う、という意味です。
「早急」には、ものすごく急ぐこと、またそのさまという意味があります。
「ご送付」は「送付」に「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。
「送付」には、送り届けることという意味があります。
相手のところに届くようにすることです。
「いただけ」は「いただく」のことを指し、「もらう」の謙譲語になります。
「ば」は、実現していない事柄を実現したと仮定していう意です。
「雨が降ったならば出かけない」のような使い方をします。
「存じ」は「存ずる」のことで、「思う」「考える」の意の謙譲語です。
何かを思ったり、考えたりしているのは話し手です。
「ます」は敬意を表す語です。
「早急にご送付いただければと存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手から話し手のところに何かを送って欲しいときに使用をします。
「早急」なので、非常に急いでいます。
今日にでも送って欲しいというような、すぐにでも送る必要があるときに述べるものです。
しかし、「早急」といっても、人によってどのような様子を急ぐと考えるのか違うので、話し手は今日中に送って欲しいと思っていても、相手は3日以内くらいならよいと思っている可能性もあります。
「今日中に」「3日以内に」など具体的に示せば、お互いの考えの食い違いを防ぐことができます。
「存じます」は「思います」という意味で、それをするようにと強く迫るものではありません。
急ぎで送って欲しいときには「ください」など、もう少し強く迫る言葉を使った方がよいでしょう。
「早急にご送付いただければと存じます」を使った例文
・『お手数をおかけして申し訳ありませんが、早急にご送付いただければと存じます』
「早急にご送付いただければと存じます」の返答や返信例
すぐにでも何かを送って欲しいようなので、今すぐにでも送るようにするのが望ましいです。
できれば、この言葉を伝えられた日に送るようにします。
それくらい急いでいると考えられます。
場合によっては速達を利用します。
送る手配をしたときには、送りましたとメールなどで伝えておくとよいかもしれません。
送られたことがわかると安心できます。
どうしても送ることが遅くなってしまう場合は、謝罪の言葉とともに遅れることを伝えます。
まとめ
この言葉は、聞き手から話してに何かをすぐに送って欲しいときに述べるものです。
急ぎの用事のときに使われます。
すぐにでも届かないと困ってしまうようなときには、非常に急いでいることがわかるように伝えましょう。