この記事では「お調べしましたところ」について解説をします。
「お調べしましたところ」とは?意味
はっきりしない事柄について確かめたところ、といった意味です。
「お調べ」は「調べる」を相手を敬う表現にしています。
「調べ」は「調べる」の連用形で、はっきりしない事柄を、人に聞いたり、書物を読んだりなど、いろいろな方法を使って確かめるという意味です。
また、異常がないか実物にあたって確かめるという意味もあります。
「お」を動詞の連用形につけて、その下に「する」を添えた形で、謙譲の意を表します。
「お調べし」の「し」が「する」を指します。
「まし」は敬意を表す「ます」のことです。
「た」は動作や作用が過去に行われた意や、動作や作用が完了した意を表します。
「お調べしましたところ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、何かを調べた後に用います。
調べた結果を伝えるときに、前置きとして述べます。
「ところ」の後には、調べた結果がどうであったのかが続きます。
頼まれて調べるときに用いることが多いです。
衣類の素材についての問い合わせがあったとします。
この人は肌が弱いため、素材にこだわりがあります。
そこで、はっきりしたことを知りたく、販売元に問い合わせをしたのです。
この衣類を紹介するインターネット上のページでは、使用している素材の詳細なことは書かれていませんでした。
何を使っているのか知るために販売元に尋ねたのですが、製造は別のところでしているので、わからないそうです。
販売元は、製造元に聞いて確かめることにしました。
販売元は、調べてわかったことをお客さまに伝えました。
その際にこの言葉を前置きとして用います。
「お調べしましたところ」を使った例文
・『お調べしましたところ、○○でした』
「お調べしましたところ」の返答や返信例
この後に調べた結果が伝えられるはずなので、その内容を聞いたり読んだりします。
内容を聞いたり読んだりしても理解できなかったときは、質問をしてみてください。
わかりやすいように説明し直してくれるかもしれません。
調べ方が不十分でわからないときには、さらに調べるようにお願いをするとよいでしょう。
可能なときは、確かめる作業をさらにしてくれます。
これ以上調べられないということもあるので、さらに調べるようにお願いをしても、そうしてくれるとは限りません。
まとめ
この言葉は、はっきりしない事柄を確かめて、その結果を伝えるときに用います。
人から頼まれて調べたことは、必ず結果を伝えるようにしましょう。
わからなかった場合でも、結果を伝えるようにします。
その際、このような言葉を前置きとして使用します。