「共々」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「共々」とは?
「共々」は、誰かと一緒にという意味のある言葉です。
「共」という言葉には、へりくだったような印象があります。
これは「私共」のように使用されることからも推察できるものです。
そして「共」には「達」のような意味があるのです。
これを「共々」と連続して使用すると、「ともども」と読む言葉になります。
そしてこれは、「誰かと一緒に」という意味を、へりくだって表現したものになるのです。
これらのことから、「共々」が、誰かと一緒にという意味のある言葉だと分かるのです。
「共々」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「共々」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある顧客を訪問したいと考えたとします。
そしてその際には、自社の部長も一緒に行くことにしていたのです。
このような場合には、「当社の部長共々ご挨拶にうかがいたいと思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、部長と一緒に訪問することを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使うときには、「共々」の表現方法に注意するべきだと言えます。
これは、「上司共々」のように使用します。
これを言い換えると、「上司と一緒に」や「上司も連れて」のように表現する事も可能です。
同じような意味でも、言葉の使い方次第で印象が変化します。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「共々」を使った例文
「共々」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加えると、自然な表現になります。
・『上司共々訪問できましたら幸いです』
・『部長共々ご挨拶にうかがいたく存じます』
・『関係者共々引き連れて参りたいと思います』
「共々」の類語と敬語での言いかえ
「共々」の類語と敬語を解説していきます。
「共々」の類似表現
「共々」の類似表現として、「一緒に」があります。
「~共々」と「~と一緒に」は、同じような意味合いで使用できる言葉だと言えるのです。
「共々」の敬語表現
「共々」を。
単独で敬語に言い換える事はできません。
これは、へりくだった印象を伴うものの、敬語に言い換えるような単語ではないのです。
そのため、敬語表現にするには、組み合わせる言葉を用いて工夫するべきだと言えます。
たとえば、「部長共々そちらに参ります」とすると、謙譲語を用いた敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「共々」は、誰かと一緒にという意味のある言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。