この記事では、「お知恵を拝借させてください」の意味を分かりやすく説明していきます。
「お知恵を拝借させてください」とは?意味
「お知恵を拝借させてください」は、目上の人に困り事などを相談して、助言を受けたいとお願いする時の丁寧な表現です。
「お知恵」の「お」は言葉を上品にする美化語、または相手の動作や状態を敬う尊敬語の接頭辞、「知恵」は「ものごとを筋道立てて処理する能力」という意味です。
「拝借」は「借りること」の謙譲語、「させて」は使役動詞「させる」の連用形に接続詞「て」が付いた語、「ください」は「くれ」の尊敬語です。
全体的に「借りることを許して欲しい」というニュアンスになり、目上の人や社外の人にも使える非常に丁寧な表現です。
「お知恵を拝借させてください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意
「お知恵を拝借させてください」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、目上の人にトラブル対応について相談して助言を受けたい時です。
2つ目は、先に自分達で計画や提案を作成して、上司に見てもらい、助言を受けたい時です。
3つ目は、その分野の専門家に、自分達の理論や分析方法などに問題がないか相談する時です。
お願いごとですので、「お忙しいところ恐縮ですが」などのクッション言葉をあわせて使いましょう。
「お知恵を拝借させてください」の言葉の使い方や使われ方
「お知恵を拝借させてください」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『〇〇社への滞留債権の問題について、是非お知恵を拝借させてください』
・『この企画書に問題点があれば知りたく、是非お知恵を拝借させてください』
・『税務処理上問題がないか、〇〇先生のお知恵を拝借させてください』
「お知恵を拝借させてください」の類語や言いかえ
「お知恵を拝借させてください」の類語や言いかえは以下の通りです。
「お知恵を拝借したく存じます」
「存じます」は動詞「思う」の謙譲語「存ずる」の連用形に、丁寧語「ます」が付いた語です。
「知恵をお借りしたいと思います」という丁寧な表現です。
「お知恵を拝借できればと存じます」
「できれば」は可能形で、「知恵をお借りできればと思います」になり、こちらも丁寧な表現です。
「お知恵を拝借させてください」の英語表現
「お知恵を拝借させてください」の英語表現は以下の通りです。
“Could you give some me advice?”
「アドバイスしていただけますか?」になります。
“May I pick your brain?”はネイティブの使う表現です。
まとめ
今回は「お知恵を拝借させてください」について紹介しました。
ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。