「温かいご家庭をお築きになられますようお祈りいたします」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「温かいご家庭をお築きになられますようお祈りいたします」とは?
これは、相手が結婚するような状況で使用できる言葉だと言えます。
一般的に「家庭を築く」とは、結婚して世帯を持つようなことを示します。
新しい世帯を作ることを「家庭を築く」という言葉で言い表せるのです。
また。
ここでは「温かい家庭」としています。
それは、互いに思いやりや優しさを持ったような家庭のことを表現しているのです。
なお、「お築きになられますよう」は誤用のため、「築かれますよう」や「お築きになるよう」に言い換えるとよいでしょう。
さらに「お祈りいたします」は「祈る」を謙譲語で表現したものになっているのです。
「温かいご家庭をお築きになられますようお祈りいたします」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスでこの言葉を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、先輩が結婚したとします。
そのため、お祝いのメッセージをメールで送ることにしたのです。
このような場合には、「ご夫婦で温かいご家庭をお築きになられますようお祈りいたします」と述べるとよいでしょう。
これにより、優しさに満ちた家庭を作るように祈る気持ちを上手に伝達できるのです。
この言葉を使用する際には「お築きになられますよう」の使い方に注意しましょう。
これは「お築きになる」と「築かれる」を二重に用いた誤用になっています。
このような表現は二重敬語と呼ばれるものなのです。
このようなケースにおいては、「築かれますよう」や「お築きになるよう」のように、正しく言い換えて使用するとよいでしょう。
「温かいご家庭をお築きになられますようお祈りいたします」を使った例文
この言葉を使った例文を挙げます。
例文としえてあげていますが、「築かれますよう」や「お築きになるよう」のように正しく言い換えて使用するとよいでしょう。
・『温かいご家庭をお築きになられますようお祈りいたします』
・『温かいご家庭をお築きになりますようお祈りいたします』
・『温かいご家庭を築かれますようお祈りいたします』
「温かいご家庭をお築きになられますようお祈りいたします」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「温かいご家庭をお築きになられますようお祈りいたします」の類似表現
この言葉の類似表現には、「温かいご家庭を築かれますようお祈りいたします」があります。
「お築きになられますよう」は冗長であり、「築かれますよう」のように言い換える事ができるのです。
「温かいご家庭をお築きになられますようお祈りいたします」の敬語表現
この言葉を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「温かいご家庭をお築きになられますようお祈り申し上げます」に言いかえできます。
まとめ
このように「温かいご家庭をお築きになられますようお祈りいたします」は、相手が結婚するような状況で使用できる言葉だと言えます。
誤った使い方になっている部分もあるため、正しく言い換えて使用するとよいでしょう。