ビジネスシーンにおいて、「新しいことに挑戦」はよく使われています。
この言葉の意味、使い方、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「新しいことに挑戦」の意味とは?
「挑戦」は、「戦いに挑む、困難にいどむ」という意味合いがあります。
「チャレンジ」という表現もとてもよく使われています。
「新しいことに挑戦」は、これまでの固定観念や価値観にとらわれず、これまでにない新たな価値を創造するために困難に立ち向かう、というニュアンスで、ビジネスシーンで用いられています。
「新しいことに挑戦」の使い方
ビジネスシーンで「新しいことに挑戦」という言葉を使った場合、大きく2つの意味合いがあります。
ひとつは、会社全体の取り組みとしての「新しいことに挑戦」です。
新規事業の立ち上げ、環境保全への取り組みなど様々です。
ふたつ目が、従業員ひとりひとりが掲げる、「新しいことに挑戦」です。
スキルを身につけるため資格取得を目指す、プロジェクト案の企画書を練り上げるなど、沢山のテーマがあります。
ポイントは、個々の挑戦や成長が、会社にとって“メリット”となることです。
例えば、ある部署が「新しいことに挑戦」というスローガンを掲げたにも関わらず、個人が立てた目標や課題に対してダメ出しをするケースをよくみます。
理由は「それは個人的な目的であって会社のためにならない」というものです。
しかし、どんな些細な挑戦であっても、その人が掲げたテーマはその人を成長させるものである、という共通認識が必要不可欠です。
従業員ひとりひとりが少しずつ成長すれば、それが積み重なり、会社は大きな力を手に入れることが出来ます。
もちろん、「毎月ギャンブルで〇〇万勝つ」みたいな挑戦は論外不適切です。
「新しいことに挑戦」の言い換え
ビジネスシーンで「新しいことに挑戦」のような意味合いを表現するには、どういった言い回しや言い換えが相応しいか、いくつか例を挙げて紹介していきます。
・「新たなチャレンジ」
「新たな」と表現すると、少しかしこまった表現とも感じ取れます。
逆に「チャレンジ」という言葉のニュアンスに、カジュアルさを感じる人がいるかも知れません。
いずれにしても、言葉の本質は同様です。
困難に立ち向かい、課題を乗り越える気持ちを表現した言葉です。
・「新たな試み」
成功は多くの失敗の上に成り立っています。
そんな中、かの有名な発明王「エジソン」は、「この実験は失敗したが、この方法は上手くいかないことが分かったという意味で、成功だ」というニュアンスの言葉を残しています。
“試して失敗”の繰り返してあっても、見方を変えれば、「小さな成功の積み重ね」と言えるわけです。
こういった前向きに物事を捉える思考も、“新たな試み”として素敵なテーマです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「新しいことに挑戦」という言葉は、未来を輝かせるイメージを持っています。
しかし、本当に挑戦し成長したいのであれば、目標を立てたことに満足しないこと、それと、目標を立てた自分に期待し過ぎないことです。
一番大切なのは、一歩踏み出すこと。
つまり、「行動すること」です。
これまでの自分の経験や価値観が役に立たない場面に遭遇し、失敗という現実に直面することもあります。
「新しいことに挑戦」している自分に期待し過ぎれば、その分ダメージが大きく跳ね返ってくるものです。
失敗は成功のもと。
「あの日、一歩踏み出して本当に良かったな」そう思える日が来るでしょう。
それが「新しいことに挑戦」の本当の意味なのでしょう。