「お客様ありき」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「お客様ありき」とは?
「お客様ありき」は、お客様がいて初めて成立するような事を表現する言葉です。
たとえば「私達のビジネスは、お客様ありきなのです」とする事で、お客様がある前提でビジネスが成立すると表現できます。
このように使用すれば、「お客様がある前提で」のように冗長に表現する必要がなく、「ありき」という言葉で言い換えできます。
また、「お客様」とは「客」を敬語で言い換えたものです。
接頭語に「お」を付与すれば「お客」となります。
これだけでも言葉として成立しますが、さらに「様」を付与することで敬称の形にしているのです。
「お客様ありき」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「お客様ありき」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある後輩を叱責していたとします。
それは、お客様に対して失礼な態度をとっていたためなのでした。
このような場合には、「私達のビジネスがお客様ありきである事を忘れてはいけません」と述べるとよいでしょう。
これにより、お客様の存在が前提となってビジネスが成立している事を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「ありき」の使い方に注意しましょう。
これは「ある」という動詞が変形したものです。
これが既に生じた事のような意味を加えると「ありき」となるのです。
意味を理解した上で、上手に活用するとよいでしょう。
「お客様ありき」を使った例文
「お客様ありき」を使った例文を挙げます。
例文のように、何が「お客様ありき」なのかの対象を先に述べると、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『この商売は、お客様ありきと言えます』
・『私達のビジネスは、お客様ありきで成立しております』
・『当社の戦略が、お客様ありきな事を忘れてはいけません』
「お客様ありき」の類語と敬語での言いかえ
「お客様ありき」の類語と敬語を解説していきます。
「お客様ありき」の類似表現
「お客様ありき」の類似表現には、「お客様がいて初めて」があります。
「○○ありき」と「○○がいて初めて」は、同じような意味で使用できる言葉だと言えるのです。
「お客様ありき」の敬語表現
「お客様ありき」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「お客様がいらっしゃって初めて」に言いかえできます。
まとめ
このように「お客様ありき」は、お客様があって初めて成立するような事を表現する言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
