この記事では「使用させていただきます」について解説をします。
「使用させていただきます」とは?意味
使わせてもらう、という意味です。
「使用」には、人や物を用いるという意味があります。
人を用いるときにこのような言い方をすることは少ないので、この場合は物を用いるという意味で「使用」を使っています。
使用をするのは、この場合話し手側です。
「させていただき」は「させていただく」のことで、相手に許しを求めて行動する意を込めて、相手に敬意を表す言い方です。
「出演させていただきます」のような使い方をします。
「ます」は敬意を表す語です。
「使用させていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、使うことに許可を求める際に述べるものです。
「させていただきます」と相手に許しを求めています。
「使わせていただきます」でも同じ意味です。
「使用」でも「使う」でも、どちらも失礼にはなりません。
使うのは話し手側なので、この場合は「使用」を敬意を表す言い方にはしません。
「ご使用」とする必要はないのです。
使ってもよいと相手に許可を与える場合ならば、「ご使用いただけます」のような表現になります。
たとえば、このような場面で用います。
AさんとBさんが一緒に食事をした後、外に出てみると、雨が降っていました。
Aさんは傘を持っていません。
Bさんは長い傘と折り畳み傘を持っていたので、一方をAさんに貸すことにしました。
その申し出をAさんはありがたく受けることにしました。
このような場面で、使わせてもらう側がこの言葉を述べます。
お礼を伝えることも忘れないようにしましょう。
この言葉自体が丁寧なので、お礼の言葉も「ありがとうございます」のような丁寧な形にします。
「使用させていただきます」を使った例文
・『使用させていただきます。ありがとうございます』
「使用させていただきます」の返答や返信例
この言葉に返答をしないことがあります。
返答をするとしたら、「どうぞ」と物を使うことをすすめる言葉を伝えるとよいでしょう。
使い方に注意が必要なものの場合は、詳しい使い方を説明します。
自分が普段使っているものの場合、使い方をよくわかっているので、相手もわかっていると考えてしまいがちです。
しかし、相手は使い方をわからないことがあるので、説明をするようにしましょう。
壊れやすいものの場合は、取り扱いの注意点を伝えておきます。
まとめ
この言葉は、物を使わせてもらうときに述べるものです。
話し手側が使用をします。
人から借りて使うものなので、大切に扱いましょう。
そして、お礼を伝えることを忘れないでください。