「閉口しております」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「閉口しております」とは?
これは、口を閉ざしているような様子を言い表した言葉です。
「閉口」は「口を閉ざすこと」を意味します。
これは名詞のため、行為を表現するためには「閉口する」という形にします。
そして「閉口する」は「何も言えないほど困っていること」や「どうしようもないこと」を表現する言葉なのです。
これを現在進行形にすれば「閉口している」になります。
さらに謙譲語と丁寧語で語尾を変えると、「閉口しております」という形になるのです。
これらのことから、「閉口しております」が、口を閉ざしているような様子を言い表した言葉であると分かるのです。
「閉口しております」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
この言葉をビジネスで用いる際には、どのような活用方法になるでしょう。
たとえば、ある顧客の対応に追われていたとします。
その顧客は要求事項が毎回違い、どうしてよいのか分からない状態になっていたのでした。
このような状況で、「この度の対応には、閉口しております」と言うとよいでしょう。
これによって、どうしようもないほどに困っているような様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使うときは、「閉口しております」の表現方法に注意するべきです。
これは「閉口しています」とすれば、謙譲語を使わない形に言い換える事ができます。
同じような意味でも、敬語の使い方次第で印象の違う表現にできるのです。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「閉口しております」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前段に説明などを付け加えると、自然で分かりやすい表現を作り出せるのです。
・『今回の件には、私達も閉口しております』
・『今の状況に、我々も閉口しております』
・『このような状態にちて、私は閉口しております』
「閉口しております」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「閉口しております」の類似表現
これの類似表現として、「とても困っております」が挙げられます。
「閉口する」と「とても困る」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「閉口しております」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「閉口しています」に言い換える事が可能です。
まとめ
このように、口を閉ざしているような様子を言い表す場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使える言葉になっていますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。
