この記事では「その際は何卒よろしくお願いいたします」について解説をします。
「その際は何卒よろしくお願いいたします」とは?意味
好意を示したり、お願いをしたりする言葉です。
「その」は、空間的・心理的に聞き手に近い人や物、今話に出ている事柄、つい先ほど話に出た事柄を指します。
「際」は、とき、場合という意味です。
「何卒」は強く願う気持ちを表すもので、どうぞ、どうかという意味になります。
「よろしく」は、好意を示したり、お願いをしたりするときに用いる言葉です。
「お願い」は「願い」の謙譲語・美化語です。
人にものを頼む意味があります。
「いたします」は「いたす」と「ます」で構成されています。
「いたす」は「する」の謙譲語、「ます」は敬意を表す語です。
「その際は何卒よろしくお願いいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、好意を示したり、お願いをするときに用います。
「その」は今話に出ている事柄を指しています。
「何卒」を使うことで、願う気持ちを強調しています。
たとえば、このような場面で使用をします。
今度イベントが開催されることになり、Aさんの企業が訪れた人たちに飲食を提供することになりました。
このイベントに参加するのは初めてなので、慣れないことが多くて、うまくいくのか不安があります。
そこで、以前にこのイベントで飲食を提供していた人に相談をしました。
相談をしたところ、当日に手伝ってくれるといいます。
Aさんの企業にとっては、大変ありがたいことで、手伝ってもらうことにしました。
今は、今度行われるイベントについて、話し合っているところです。
当日には力になって欲しいとAさん側は思っています。
そういった気持ちをこのような言葉で表現します。
「その際は何卒よろしくお願いいたします」を使った例文
・『お忙しいところ恐縮ですが、その際は何卒よろしくお願いいたします』
「その際は何卒よろしくお願いいたします」の返答や返信例
よろしくと頼まれているので、了承したという意味で「わかりました」と伝えたり、こちらからも「よろしく」と伝えたりします。
「その際」が何を指しているのかによって、その後のことが変わります。
仕事の打ち合わせの場合は、この言葉を伝えられている時点で、すでに打ち合わせが終わっていることがあります。
その場合はここで話は終わります。
まだ何か伝えたいことがあれば伝えます。
まとめ
この言葉は、好意を示したり、頼み事をしたりするときに用います。
「何卒」を使うことで、その気持ちを強調しています。
「その」は話に出ている事柄を指しており、さまざまな場面で使用できる言葉です。