「気をつけて行ってきてください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「気をつけて行ってきてください」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「気をつけて行ってきてください」【きをつけていってきてください】の意味や目上の人へ使うときの注意点、例文を分かりやすく説明していきます。

「気をつけて行ってきてください」とは?意味

これから遠方へ出張に行く社員や海外へ営業に行く人に対して、事故や病気に注意して行ってほしいという気持ちを込めて伝えるのが「気をつけて行ってきてください」です。

事故が起きやすい地域に行くときや、盗難、強盗が頻繁に起きている国へ行くことになった人に注意をうながしながら「仕事を頑張ってください」と伝えるときに使います。

国内であっても雪が降っているため足元が滑りやすく注意してほしい、車で行くときはスリップに遭いやすいので気をつけてほしいと伝えて注意するときに使うわけです。

「気をつけて」「行ってください」を丁寧語にした言葉でもありますので、職場では上司や目上の人に使う言葉になります。

「気をつけて行ってきてください」の上司や目上に使うときの注意点

上司や目上の人へは「気をつけて行ってきてください」とそのまま伝えられる言葉ですが、より丁寧に注意をうながすときは「お気をつけて行ってらっしゃいませ」と使えば好感度が高まるでしょう。

「お気をつけて」と言う相手はかなり心の通った仲の良い上司やクライアントのみにしておき、社長へは丁寧な言葉の使い方をした方がいいでしょう。

職場で一緒に働く先輩社員が出張に行く、営業で遠出するときは「気をつけて行ってらして下さい」と使えば、さりげなく心遣いが見えるお見送りできる言葉になります。


「気をつけて行ってきてください」を使った例文

・『午後から強風になると予報が出ていますので、気をつけて行ってきてください』
これから天候が悪化すると分かっているときは、十分に気をつけてほしいと伝えます。

・『来週から出張とお聞きしました。お気をつけて行ってきてくださいませ』
上司や目上の人がこれから出張に行くと耳にしたとき、丁寧な言い方でお見送りできる言葉です。

・『寒い日が続いております。お体に気をつけて行ってきてください』
寒い時期は風邪をひかないよう配慮した言葉を付け足すことで、よりこれから出かける人の体を気にかけた言葉になります。

「気をつけて行ってきてください」の返答や返信例

自分が職場の者から「気をつけて行ってきてください」と言われた人は「はい、ありがとうございます」と返答することでいい雰囲気のまま行けます。

年下の社員に対しては「ありがとう」と一言伝えるだけでも感謝を込めた返答の仕方になりますが、言われなくても十分に注意して行ってまいりますと表すよりも、「心得ております」と伝えた方が自分のことを心配してくれたことに対してしっかり心を込めた返答の仕方になるでしょう。

まとめ

これから外に出かける人を気にかけてお見送りできる言葉になる「気をつけて行ってきてください」は、その日の天候やこれから起こるであろう問題を足すことで、どのようなことに注意して行けばいいか相手に注意をうながせる言葉になるわけです。