「ひとえに」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ひとえに」とは? ビジネス用語【一語】

「ひとえに」という言葉についての解説です。

「ひとえに」とは?意味

「ひとえに」は、他のことは、置いておいてそのことだけを意味する言葉です。

よってビジネスにおいては、他の事情はまずおいておいて、原因となる物だけを「ひとえに」という言葉を使用しどうであるかを述べます。

例を挙げますと、「社長の辞任については、ひとえに社長の浮気情報のリークによる信用の失墜だ」という具合にほかの原因は置いておいてどうであるかを述べます。

「ひとえに」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「ひとえに」は、ビジネスにおいては、そのことのみが原因であると述べるために使用します。

よって、この言葉を使用する場合、原因となる物は一つでないといけません。

なので、原因となる要素が10個あった場合でも、一番これが原因だろうというものを抜染して「ひとえに」という言葉を使用して述べないと一つだけが原因ではないのかと周囲に言われるのです。

「一重」には、あくまで原因は一つであるということを裏付ける言葉なので、絶対に原因となる要素は一つである必要があります。


「ひとえに」を使った例文

・『新車が売れないのはひとえにデザインがダサいゆえである』

この例は、新車が売れない理由はたった一つでデザインがダサいという例です。

よって、原因は一つでありデザインが悪いということのみを「ひとえに」という言葉が印象付けています。

「ひとえに」の返答や返信例

「ひとえに」に対する返答及び、返信は、「ひとえに」が指し示す言葉がどのようなものであるかです。

よって、「原因はひとえにダサいデザインだ」とあれば、デザインがダサいことに対して返答する必要及び返信する必要があり、デザインがダサいと理解している場合、「その通りです」と述べることができ、そう思わない場合、「デザインのダサさ以外に原因がある」と言って別の要因があるのではないかということも可能です。

まとめ

「ひとえに」は、ビジネスにおいては、たった一つの物がどうであるかを述べる言葉になります。

たとえば、「商品が売れないのは、ひとえに販促不足だ」と言えば、商品が売れない理由はたった一つで宣伝不足ですと述べているのです。

なので、「ひとえに」は、どうあるかという点においては、原因はたった一つで複数の原因があってはなりません。

複数の原因がある場合、原因をすべて述べたうえでどうするかを問いますので、ビジネスの席では、「ひとえに」は、原因とある者はたった一つです。

なお、「ひとえに」は、感謝や謝罪をする言葉としても機能するので原因が一つだという以外にもビジネスでは使用されます。

謝罪の場合は、「ひとえに私のミスです」という具合に言えば、相手の方に対して自分がミスをしたことと謝罪を述べる言葉になりますのであくまでこの言葉は、個人一人がミスをして謝罪をしているということになります。

なので、「ひとえに」は謝罪に使用する場合であっても必ず原因を作ったものは一人である必要があります。