「もうお帰りになったと聞いています」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「もうお帰りになったと聞いています」とは ビジネス用語【一語】

この記事では、「もうお帰りになったと聞いています」の意味を分かりやすく説明していきます。

「もうお帰りになったと聞いています」とは?意味

「もうお帰りになったと聞いています」は、「目上の人が、既にその場所から帰ったことを、伝え聞きとして第三者に言う時の丁寧な表現」です。

「相手・自分・相手と対面した人・相手の所在を確認する人」の4人が関わっています。

「帰る」の尊敬語は「お帰りになる」「お帰りになられる」は二重敬語です。

また「お~になる」尊敬語扱いになり、「お~なさる」も二重敬語になります。

「もう」は会話で使う分には問題ありません。

「もうお帰りになった」は文房的に間違っていませんが、「聞いています」を謙譲語にして「もうお帰りになったとうかがっております」と言い換えた方が良いでしょう。

「もうお帰りになったとうかがっております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意

「もうお帰りになったとうかがっております」が使われるのは、目上の人や他社の人が、既にその場所から離れて元の場所へ戻った、と誰かから聞いたことを第三者へ伝える時で、自分が直接関わっている訳ではありません。

不確定要素を含む言葉ですので、目上の人に対して使う時には、時間や移動手段などをきちんと伝える様にしましょう。


「もうお帰りになったとうかがっております」の言葉の使い方や使われ方

「もうお帰りになったとうかがっております」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

・『〇〇様はもうお帰りになったとうかがっております』
・『お時間のご都合でもうお帰りになったとうかがっております』

「もうお帰りになったとうかがっております」の類語や言いかえ

「もうお帰りになったとうかがっております」の類語や言いかえは以下の通りです。

「もう帰られたとうかがっております」

「帰られる」「お」を使わない敬語表現です。

「既にお帰りになったとのことです」

「既に」「もう」と同じ意味ですが、やや固い表現ですので、LINEやメールで使えます。

「~とのことです」で伝え聞いたことを表します。

「もうお帰りになったとうかがっております」の英語表現

「もうお帰りになったとうかがっております」の英語表現は以下の通りです。

“I heard he/she had already left for home/office”

「彼/彼女は、既に家/事務所へ帰ったと聞いています」になります。

相手の性別や、帰った先が自宅か事務所かで使い分けます。

まとめ

今回は「もうお帰りになったとうかがっております」について紹介しました。

ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。