この記事では「お送りいただけないでしょうか」のフレーズについて、その意味や、ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説します。
「お送りいただけないでしょうか」とは?
「お送りいただけないでしょうか」のフレーズにおける「お送り」は「送る」に敬意を表す接頭辞の「お」が付けられた言葉の連用形です。
次の「いただけない」は「もらう」の謙譲語の「いただく」に否定の「ない」が付けられた表現です。
そして最後の「でしょうか」は、疑問を表す「だろうか」の丁寧な表現です。
以上より、「お送りいただけないでしょうか」のフレーズは「送ってもらえないだろうか」との意味の敬語表現となります。
「お送りいただけないでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お送りいただけないでしょうか」のフレーズは、品物や書類や資料などを送ってほしいとお願いする表現です。
このフレーズでは否定形を使った疑問文となっていますが、肯定形を使った「お送りいただけますでしょうか」とすることもできます。
いずれも意味は同じですが、否定形を使ったフレーズの方が、より謙遜の気持ちが強い表現となります。
「お送りいただけないでしょうか」を使った例文
・『貴社の新製品のサンプルをお送りいただけないでしょうか』
・『関連資料があれば、お送りいただけないでしょうか』
・『見積書をお送りいただけないでしょうか』
「お送りいただけないでしょうか」の類語や敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「お送りいただけないでしょうか」の類似表現
「お送り」の類語としては「ご送付」が挙げられます。
したがって、このフレーズは「ご送付いただけないでしょうか」と言い換えることができます。
「お送りいただけないでしょうか」の敬語表現
「お送りいただけないでしょうか」のフレーズは、敬語表現ですが、同じ程度の敬意の敬語表現としては「お送り願えないでしょうか」や「お送りくださいませんでしょうか」等が挙げられます。
また、さらに敬意を高めた敬語表現として「お送りいただけませんでしょうか」言い換えることも出来ます。
「お送りいただけないでしょうか」の返答や返信例
要請に対応できる場合は、「了解いたしました。
別便でサンプルをご送付いたします」や「関連資料をメールに添付してお送りします。
ご査収のほど、宜しくお願い申し上げます」等と返信すれば良いでしょう。
まとめ
「お送りいただけないでしょうか」のフレーズは「送ってもらえないだろうか」との意味の敬語表現です。
「送ってほしい」とお願いするフレーズです。
