「ご放念くださいますようお願い申し上げます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご放念くださいますようお願い申し上げます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「ご放念くださいますようお願い申し上げます」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ご放念くださいますようお願い申し上げます」とは?意味

「ご放念くださいますようお願い申し上げます」の意味は以下の通りです。

1つ目は「相手に依頼した用件が不要になった時に伝える丁寧な表現」という意味で、相手に何らかの用件を依頼していたところ、状況が変化して必要なくなり、断る時の表現です。

2つ目は「ミスにより不要なものを相手に送ってしまったことを伝える丁寧な表現」という意味で、ミスにより間違えてメールや資料などを送ってしまった時に、謝罪の言葉と共に伝える表現です。

3つ目は「謝罪してくる相手に対して気にしていないと伝える時の丁寧な表現」という意味で、相手がミスして謝罪してくるのに対して、気にする必要はないと伝える表現です。

上記に共通するのは「相手に忘れてくださいと伝える」という意味です。

「ご放念くださいますようお願い申し上げます」の概要

「ご放念くださいますようお願い申し上げます」「ご放念+ください+ます+よう+お願い申し上げます」で成り立っています。

「ご」は相手の動作や状況を敬う接頭辞、「放念」「気にかけないこと」「忘れること」という意味、「ください」「くれる」の尊敬語「くださる」の連用形、「ます」は丁寧語、「よう」は希望の意味、「お願い申し上げます」「お願いします」の謙譲語を更に丁寧にした言葉です。

尊敬語と謙譲語、丁寧語含まれていますので、目上の人に使えます。


「ご放念くださいますようお願い申し上げます」の言葉の使い方や使われ方

「ご放念くださいますようお願い申し上げます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『昨日の件に関してコピーでも申請可能とのことですので、ご放念くださいますようお願い申し上げます』

申請書の添付書類がオリジナルではなかったので後日送付することになっていたところ、コピーでも良いとのことで提出の必要がなくなった時に使われます。

『メールの送信先を間違えてしまいました、どうぞご放念くださいますようお願い申し上げます』

ビジネスでよくあるメールを誤送信してしまい、相手に謝罪する時に使われる表現です。

「ご放念くださいますようお願い申し上げます」の類語や言いかえ

「ご放念くださいますようお願い申し上げます」の類語や言いかえは以下の通りです。

「どうぞお見捨て置きください」

「お見捨て置き」「見たままにしておく」という意味で、そのまま放っておくこととして使われる表現です。

まとめ

今回は「ご放念くださいますようお願い申し上げます」について紹介しました。

「ご放念くださいますようお願い申し上げます」「相手に忘れて欲しいと言う時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。