「ご無事で何よりです」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご無事で何よりです」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご無事で何よりです」という言葉について説明していきます。

「ご無事で何よりです」とは?

なにか被害の起こりうる事態に遭遇したものの無事だったというときにかける言葉で、「地震があったけど特に何もなかったよ」「ご無事で何よりです」と言ったように会話で使われます。

文章の最初に「ご無事で何よりです」と使うことはありません。

口頭での会話、メールでの会話などでも使われる言葉で、災害などが発生した際の会話としてはよく使われる言葉です。

「ご無事で何よりです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

ビジネスの場合、人命、怪我などに関わらず、失敗しそうになったけど失敗せずに済んだというシーン、パソコンが故障したけど無事だったというようなシーンでも使うことができます。

敬語ではあるため一定の範囲で使うことができます。

「お体がご無事で何よりです」「データがご無事で何よりです」などのように、無事だったものを指定して使うのも良いでしょう。


「ご無事で何よりです」を使った例文

・『A…昨日、地震があったけど特に被害はなかったよ。B…ご無事で何よりです。』
会話での使い方です。

無事と相手が言ったので「ご無事で何よりです」と使えます。

外見的に無事でありそうという場合は「ご無事そうで何よりです」と使うことになりますが、相手の状況がはっきりわかるまではこの言葉はかけないほうが無難でしょう。

・『A…人間ドックを受けてきたけど何の問題もなかった。B…ご無事で何よりです。』
災害ではないケースの使い方です。

こちらも相手の状況をすべて知ったあとで「ご無事で何よりです」と声をかけるのがベターで、「人間ドック受けてきたよ」という段階で「ご無事で何よりです」とは言えません。

・『A…車でこすっちゃったけど怪我はなかった。 B…お体はご無事で何よりです。』
この場合車は大事ではないのですが無事ではないので、お体の方にクローズアップすることになります。

相手が怪我がないと言わなかった場合、「お怪我はありませんでしたか」という言葉が「ご無事で何よりです」の言いかえとなります。

「ご無事で何よりです」の類語や敬語での言いかえ

無事でないときも含みますが、「大事にならずよかったです」が類語として使えます。

「ご無事で何よりです」の類似表現

「ご無事で」だけでも類似表現と言え、「無事」「良かった」という意味合いが含まれれば類似表現にはなります。

「ご無事で何よりです」の敬語表現

「ご無事で安心いたしました」がより丁寧な言い方と言えますが、「ご無事で何よりです」も敬語ではあります。

「ご無事で何よりです」の返答や返信例

無事でよかったという意図の返答をするのがベターです。

まとめ

ご無事で何よりですという言葉は、なにか起きないと使われない言葉で、その中で無事であったというシチュエーションになり、車は壊れたけど体は無事というときにも使えないことはありません。