この記事では、ビジネスシーンでもしばしば使われる慣用句の「ご縁が続きますように」について、その意味や使い方等を分かりやすく説明します。
「ご縁が続きますように」とは?意味
「ご縁が続きますように」の慣用句を、まず言葉毎に分解して説明したいと思います。
「ご縁が続きますように」における「ご縁」とは、「縁」に敬語表現の接頭辞の「ご」が付けられた言葉です。
この「縁」の言葉は、辞書によれば、仏教語としての意味や、血の繋がりがあることを指すいわゆる「血縁」の意味と共に、「巡り合わせ」や「関係を作るきっかけ」や「人と人との関わり合い」などと言った意味があると記載されています。
その中で、ビジネスにおいては、「縁」は仕事の関係を通じて、上記の「巡り合わせ」や「関係を作るきっかけ」や「人と人との関わり合い」などの意味で使われていると言えます。
また、その後に続く「続きますように」は「続くことを願う」ことを意味する言葉です。
従って、「ご縁が続きますように」の慣用句は、ビジネスにおいては「仕事上で知己や関係性が得られたことを大切にし、その関係性が長く続くことを願います」と言った意味で使われるものです。
「ご縁が続きますように」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでは、人脈は非常に大切な自分の資産とも言えるものです。
従って、「ご縁」を得た場合に、それを契機とし、その後も「ご縁が続きますように」と考えることは少なくありません。
そんな時に、「ご縁を得た」後に、「ご縁が続きますように」との想いを告げる手紙やメールを送ることがしばしばあるのです。
例えば、『先日の会合でご縁をいただき、本当に嬉しく思っています。
今後ともご縁が続きますように
宜しくお願い申し上げます』と手紙やメールでお礼の言葉として送る場合に、この慣用句が使われるのです。
また、この「ご縁が続きますように」は個人対個人の「ご縁」だけでなく、例えば企業間で新たな取引が出来た場合、その後も良好な取引関係が続けられれることを望んで使われることもある言葉です。
「ご縁が続きますように」を使った例文
・『今後とも宜しくお願いいたします。このご縁が続きますよう切に願っております』
・『いただいたご縁が長く続きますように、願っています』
・『ご縁が続きますように、弊社としては全力で取り組んで参る所存でございます』
「ご縁が続きますように」の返答や返信例
「ご縁が続きますように」と知己を得た方や、新たに取引を行った会社から、お礼のメール等をいただいた際には、こちらもそれに同意する返信をするのがマナーと言えます。
例えば、『こちらこそ、長くご縁が続くことを願っています』や『長くお付き合いできることを願っています』とすれば良いでしょう。
まとめ
「ご縁が続きますように」の慣用句は、ビジネスにおいては「仕事上で知己や関係性が得られたことを大切にし、その関係性が長く続くことを願います」と言った意味で使われるものです。