この記事では「遠方のため」について解説をします。
「遠方のため」とは?意味
遠いところなので、という意味です。
「遠方」には、遠いところという意味があります。
ある時点からある時点までの隔たりが大きいことです。
どれくらいの距離の隔たりがあると「遠方」というのか定義はありません。
歩いて移動をするのに苦労をしない距離には、使用しない言葉です。
「ため」は、原因や理由を表します。
「雨のため中止となる」「手が離せないため電話に出られない」のような使い方をします。
「遠方のため」という場合は、遠いことがあることの原因や理由になっています。
「遠方のため」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、遠いことが理由であることを伝えるときに使用をします。
たとえば、ある場所で会合が開かれるとします。
この会合には、さまざまな場所から多くの人たちが訪れます。
Aさんも会合に招かれているのですが、会合が開かれる場所とAさんが住んでいる場所が遠いため、今回は欠席をすることにしました。
会合に出席しない理由が遠いことです。
このようなときに「遠方のため、欠席いたします」のような使い方をします。
今度は別の事柄で説明をします。
ある場所で見学会が開かれることになりました。
Bさんは見学会に参加するつもりでいたのですが、調べてみると、会場が非常に遠くて、移動に数時間もかかることがわかりました。
そのため、見学会には参加しないことにしました。
このことを招待してくれている人に伝えるときに、Bさんがこのような言葉を使用します。
「のため」の後には、遠いことが理由でどうなのかを伝える言葉が続きます。
「のため」で言葉を切ってしまうと、何を伝えたいのかわかりません。
「遠方のため」を使った例文
・『遠方のため、参加は辞退いたします』
・『遠方のため、今回は欠席するそうです』
「遠方のため」の返答や返信例
この後に何が伝えられるのかによって、返す言葉が変わります。
遠いために来られないと続くならば、「わかりました」の意を伝えるとよいでしょう。
遠いところから訪れるのは、時間も費用もかかって大変です。
どうしても来てもらわなければならないときは別として、無理に来てもらう必要はないでしょう。
わざわざ来てもらうと、相手の負担になることがあります。
「ある人は来ないそうです」と報告の場合も、「わかりました」の意を伝えるとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、遠いことが原因や理由であるときに使用をします。
この後に言葉を続けて使用をします。
遠いために欠席をする、出かけることが無理であるなど、何かをすることができないという意味の言葉が続くことが多いです。