この記事では「応募者多数により」について解説をします。
「応募者多数により」とは?意味
応募する人がたくさんいるので、という意味です。
「応募」は募集にこたえることという意味です。
広く呼びかけて必要な人や物などを集めることに応じることをいいます。
「者」は人を表す言葉です。
つまり、「応募者」は募集に応じる人という意味になります。
「多数」は数が多いという意味です。
どれくらいの数を多いというのかは、その事柄によって異なります。
「により」は「によって」の改まった言い方です。
「事故により交通渋滞が発生する」のような使い方をします。
「によって」は、原因や理由を表す言葉で、~ので、~のためにという意味です。
「応募者多数により」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、応募者が多かったときに使用をします。
応募者が多いとは、具体的に何人という定義はありません。
募集していた人数を超えた場合に、応募者多数といいます。
たとえば、募集人数が10人で、応募してきた人が20人なら、応募者多数といえます。
募集人数が500人で、応募してきた人が20人なら、応募者多数とはいえませんが、500人を超えれば応募者多数といえます。
募集人数によって、多数が意味する数は変わるのです。
「により」の後には、応募者が多いからどうなのか、ということを伝える言葉が続きます。
「により」は原因や理由を表す言葉です。
応募者が多いことが、この後に続く事柄の原因や理由です。
多くの人に対して述べるときには、後に続く言葉を丁寧にします。
この言葉は、「もしそうなったときには」という意味ではありません。
「そうなったときには」という意味にするならば、「応募者多数の場合は」という言い方になります。
「応募者多数により」を使った例文
・『応募者多数により抽選となります』
「応募者多数により」の返答や返信例
応募者全員に向かって伝えられています。
後に続く言葉がどのようなものなのかによって、返答する場合と返答しない場合があります。
「抽選となります」と続いたならば、返答しないことが多いです。
抽選結果が後日伝えられるはずなので、その結果を待っていましょう。
望むような結果にならなかったとしても、募集をかけていた人に文句をいうのは望ましくありません。
「辞退する人は申し出てください」という意味の言葉が続いたとします。
その場合は、自分は辞退してもよいというときにだけ返事を出します。
辞退をするつもりがないなら、何も返答する必要はありません。
まとめ
この言葉は、応募してきた人が多かったときに使用をします。
「により」の後に言葉を続けて使いましょう。