この記事では「追い打ちをかける形となった」について解説をします。
「追い打ちをかける形となった」とは?意味
弱っているところにさらに打撃を与える状態になった、といった意味です。
「追い打ち」には、弱っているところにさらに打撃を与えて、さらに厳しい状態にさせるという意味があります。
たとえば、今自分は疲れていて心が折れそうな状態だったとします。
そこに身内の病というさらにつらい状況が重なり、自分はよりつらい状態になりました。
このようなさまが「追い打ち」が意味するものです。
「かける」は、好ましくないことを他人に与えるという意味です。
「迷惑をかける」のような使い方をします。
「形」は物事の結果の状態という意味です。
「~という形になりました」のような使い方をします。
「なった」は、ある状態に変わる、実現するという意味です。
「た」は過去や完了の意を表す語なので、すでにある結果としての状態が現実として表れています。
「追い打ちをかける形となった」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、弱っているところにさらに打撃を与えたり、打撃を受けたりして、さらに厳しい状態になったことを指して使用をします。
話し手が厳しい状態になることにも、他の人が厳しい状態になることについても使うことができます。
飲食店のことで説明をします。
感染症の拡大により、この店に訪れる客が減ってしまいました。
これだけでも店にとってはつらい状態で、店主は弱っていました。
そこに、物価の高騰という事態が重なり、さらにつらい状態になりました。
物価が高騰したことによって、飲食物の値上げをしなければならず、それによって客がさらに減ってしまったのです。
弱っているところにさらに事態が重なり、さらに厳しい状態になりました。
そのことを「追い打ちをかける形となった」といいます。
目上の人との会話の中では、「~となりました」のような丁寧な言い方にします。
「追い打ちをかける形となった」を使った例文
・『客が減っていたところに追い打ちをかける形となった』
「追い打ちをかける形となった」の返答や返信例
どのような状況なのかによって、返す言葉が変わってきます。
こちら側がつらい状態になっているなら、何とかその事態を解決する必要があるでしょう。
解決のための話し合いなどをすることになるはずです。
現在の状態を把握し、今何ができるかを考えて、事態の解決を図りましょう。
まとめ
この言葉は、弱っているところにさらに打撃が加わり、さらに厳しい状態になったことを意味しています。
このような事態になってしまったときには、どうすれば解決できるか前向きに考えてみましょう。