「相変わらぬ」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「相変わらぬ」とは?
「相変わらぬ」は、「変わらない」と同じ意味で使用できる言葉です。
たとえば、「相変わらぬご高配を賜りたく存じます」のように使用します。
このようにすれば、「今と変わらないご高配」を受けたいことを、上手に表現できるのです。
ここでの「相」には特に意味がありません。
「変わらぬ」と「相変わらぬ」は同じ意味になるのです。
しかし、「相」を付与した場合と付与しない場合では印象の違う表現になります。
言葉のテンポに変化をもたせる効果も、「相」という言葉にはあるのです。
なお、「変わらぬ」は「変わる」を否定形にしたものです。
これは、他にも「変わらず」や「変わらない」のように表現する事が可能です。
「相変わらぬ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「相変わらぬ」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、ある取引先を訪問したとします。
その取引先には、今まで通りに贔屓にしてほしいことをお願いすることにしたのです。
このような場合には、「今後とも、相変わらぬご贔屓を頂戴できれば幸いでございます」と述べるとよいでしょう。
これにより、今と変わらずに贔屓してほしいことを、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「相変わらぬ」の使い方に注意しましょう。
これは、「相変わらず」や「相変わらない」などで置き換える事ができます。
しかし、意味は同じでも印象の違う表現になってしまうのです。
状況に合わせて、適した言葉を選ぶようにするとよいでしょう。
「相変わらぬ」を使った例文
「相変わらぬ」を使った例文を挙げます。
例文のように、「相変わらぬ」の対象を明示すると、自然な印象の表現にできるのです。
・『相変わらぬご贔屓を、賜れますと幸いです』
・『相変わらぬご高配を、頂戴したく存じます』
・『相変わらぬお引き立てを、いただければと思います』
「相変わらぬ」の類語と敬語での言いかえ
それでは「相変わらぬ」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「相変わらぬ」の類似表現
「相変わらぬ」の類似表現には、「相変わらない」があります。
「変わらぬ」と「変わらない」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「相変わらぬ」の敬語表現
「相変わらぬ」を、敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「相変わりませぬ」のように言いかえできます。
まとめ
このように「相変わらぬ」は、「変わらない」と同じ意味で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。