「御身を案じておりました」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「御身を案じておりました」とは?
「御身を案じておりました」は、身の安全を心配していた場面で使用できる言葉です。
「身を案じる」は「心配する」との意味を持ちます。
相手の身体が安全な状態か否かを心配する場面で「身を案じる」という言葉を使用できるのです。
これに接頭語を加えて「御身」とすれば、相手に敬意を示す表現になります。
さらに、「おりました」は「いました」を謙譲表現にしたものです。
また、ここでは「ます」を使用する事で、丁寧な言葉遣いにしているのです。
「御身を案じておりました」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「御身を案じておりました」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、部長が外出していたとします。
しかし、予想以上に帰りが遅いため、皆が心配していたのでした。
このような場合には、「あまりにお戻りが遅いため、皆で御身を案じておりました」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の身体を心配していた様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「案じておりました」の使い方に注意しましょう。
ここでの「おる」は謙譲語です。
つまり、相手に対してへりくだる必要がなければ、不要な表現になるのです。
そのような場合は、普通の丁寧語として「案じていました」とするとよいでしょう。
「御身を案じておりました」を使った例文
「御身を案じておりました」を使った例文を挙げます。
例文のように、案じていた理由などを先に述べると、分かりやすい表現にできるのです。
・『あまりに帰りが遅いので、御身を案じておりました』
・『なかなか連絡がないため、御身を案じておりました』
・『入院したと聞きましたので、御身を案じておりました』
「御身を案じておりました」の類語と敬語での言いかえ
「御身を案じておりました」の類語と敬語を解説していきます。
「御身を案じておりました」の類似表現
「御身を案じておりました」の類似表現には、「御身を心配しておりました」があります。
「案ずる」と「心配する」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「御身を案じておりました」の敬語表現
「御身を案じておりました」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「御身を案じていました」に言いかえできます。
まとめ
このように「御身を案じておりました」は、身の安全を心配していた場面で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。