「かねてより準備を進めてまいりました」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「かねてより準備を進めてまいりました」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「かねてより準備を進めてまいりました」について解説をします。

「かねてより準備を進めてまいりました」とは?意味

以前から必要なものをそろえたり、態勢を整えたりしてきました、という意味です。

「かねて」には、以前からという意味があります。

「より」は動作や作用の起点を表す語です。

「午前8時より営業」のような使い方をするもので、~からという意味になります。

「準備」は、必要なものをそろえたり、態勢を整えたりして、あらかじめ用意をすることです。

「進め」は物事を進行させるという意味です。

「まいり」「まいる」のことで、「行く」の謙譲語・丁寧語になります。

「ました」は、敬意を表す「ます」と、過去や完了の意を表す「た」をつなげています。

「かねてより準備を進めてまいりました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、話し手側が以前から準備をしてきたことを伝える際に使用をします。

たとえば、あるプロジェクトを考えていて、このプロジェクトを始動させるために、これまで準備をしてきたとします。

そして、いよいよプロジェクトを発表する段になりました。

前から準備をしてきたプロジェクトをこれから発表し、始動していくことになるのです。

そのような場面で使うことのできる言葉です。

わざわざ準備をしてきたときや、前から準備をしてきたことを強調したいとき、ある事柄を成功させるために準備をしてきたときなどに用いることが多いです。

「かねて」は以前からという意味で、「た」は過去や完了の意を表す語なので、すでに準備は行われています。

これから準備を行う場合は、「準備を進めてまいります」という言い方になります。


「かねてより準備を進めてまいりました」を使った例文

・『○○についてかねてより準備を進めてまいりました』

「かねてより準備を進めてまいりました」の返答や返信例

何の準備をしてきたのか、どのような場面なのかによって、その後の対応が変わってきます。

お願いしていたことを準備しておいてくれたなら、お礼を伝えます。

準備をしていたことを知らなかったならば、どのようなことをしてきたのか、これからどうするつもりなのかなど、相手の考えを聞いてみるとよいでしょう。

それによって、そのまま物事を進めてもよいのか、進めてはいけないのか、対応の仕方が変わってきます。

準備がしっかりと整っているのか確認する場合もあります。

失敗が許されないような事柄の場合は、確認が必要です。

まとめ

この言葉は、以前から準備を行ってきたという意味です。

これまで何をしてきたのかを伝えることができます。

準備をしてきたと強調して伝えたいときに用いられることが多いです。