この記事では「あらためて感謝を申し上げます」について解説をします。
「あらためて感謝を申し上げます」とは?意味
もう一度お礼を伝えます、といった意味です。
「あらためて」は、新しく行うさまを表したり、もう一度という意味になります。
「感謝」は、ありがたく思う気持ちを表す語です。
「申し上げます」は「いう」の謙譲語になります。
また、「お」や「ご」のついた自分の側の行為を表す語について、その行為の対象となる人を敬います。
「あらためて感謝を申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、二度目にお礼を伝えるときに用います。
もう一度行うさまを表しているので、この前にお礼を一度伝えています。
たとえば、Aさんのために先輩が力を貸してくれたとします。
先輩の力のおかげで、Aさんは困難を乗り越えることができました。
これに対してAさんがお礼を伝えました。
一度お礼を伝えているのですが、非常に感謝しており、一度だけではまだ足りないように思います。
そこで、もう一度お礼を伝えることにしました。
この二回目のお礼を伝える際にこのような言い方をします。
一回目のお礼は、会話や文章の最初の方で伝えます。
そして、この言葉は最後の方で使用をします。
たとえば、開店祝いの品物をもらい、それに対してのお礼状を書くとします。
まず、お祝いの品を贈ってくれたことに感謝の気持ちを伝えます。
その後に無事に開店できたことなど報告をします。
そして、最後にこの言葉を使ってもう一度お礼を伝えます。
他にも、以前にお礼を伝えており、しばらく時間が空いてから再度感謝の気持ちを伝える際にも、この言葉を使うことができます。
「あらためて感謝を申し上げます」を使った例文
・『無事に開店することができました。あらためて感謝を申し上げます』
「あらためて感謝を申し上げます」の返答や返信例
何に対するお礼なのかによって、返す言葉が変わります。
退院をした場合であれば、退院できたことへのお祝いを伝えるとよいでしょう。
その際に忌み言葉を使わないように気をつけてください。
病気や死を連想させるものや、「重ね重ね」「たびたび」など繰り返しを意味する言葉は避けます。
力を貸した場合、それによって相手は好ましい結果を得られたはずです。
望ましい結果となったならば、それに対しての喜びを表したり、祝福の言葉を伝えたりするとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、二回目に感謝の気持ちを伝える際に用います。
何度もお礼を伝えることで、感謝の気持ちがより伝わります。
ありがたく思っている気持ちを伝えることは、他者との関係を良好に保つことにつながります。