みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「先方からレスポンスがきております」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「先方からレスポンスがきております」とは?
「先方」は「せんぽう」と読み、相手を指す言葉です。
ビジネスシーンでは、取引先やお客様などにあたります。
「レスポンス」とは「返答」を意味します。
「レスポンスがきております」は、こちらからの呼びかけや問いかけに対して、相手から返事が届いた場面で使う言葉で、「おります」が丁寧語であるため、目上の人にその旨を伝えた言いまわしとなります。
つまり、「先方からレスポンスがきております」とは、こちらからの呼びかけや問い合わせに対して、取引先などの相手から返答があったことを目上の上司に伝えた言葉となります。
「先方からレスポンスがきております」の使い方や注意点
ビジネスシーンでは、取引先やお客様などの相手を総じて「先方」と呼ぶことがあります。
そして、その先方に対して、問い合わせや相談事を投げかける場面はとても多く、その投げかけに対して相手が反応し返答することを「レスポンス」と言います。
このやり取りの経緯について上司に報告したのが「先方からレスポンスがきております」になります。
ビジネスの基本を、「キャッチボール」に例えることがあります。
相手から投げられたボールを受け取ったら、すかさず投げ返す様子を表したものです。
例えば、取引先から問い合わせのメールがあった場合、その内容について正確に返答するため確認の時間を要する場面では、まずは「確認いたしますので少々お時間をいただきたいです」といった返事をするのが大切であるわけです。
確認してから返答するとなれば、そこでキャッチボールが途切れることになります。
このことから、「レスポンス」における注意点として、滞ることなく早ければ早い方が良いことが分かります。
こちらが返答する時も、相手からレスポンスをもらう時も、スピード感を意識してコミュニケーションが取れると良いでしょう。
「先方からレスポンスがきております」の言い換え
・『先方から返答がありました』
・『先方から回答をいただいております』
・『相手から返事がきました』
・『相手から回答がありました』
正確な返答や回答はとても大切なことですが、レスポンスまで時間がかかってしまえば、相手に不安を与えてしまうことになり、円滑なコミュニケーションが難しくなってしまいます。
まずは、現在の状況だけでも相手に伝えることが出来れば、現時点での進行状況を共有することにも繋がり、相手は安心して続報を待つことが出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「先方からレスポンスがきております」は、相手からの返答が届いたことを伝える言葉です。
こちらからの投げかけに対する相手からのレスポンスを「キャッチボール」になぞらえて解説しました。
スピード感をもって対応していくのが、ビジネスパーソンの心得と言えるでしょう。