協力や要請にまつわる表現は、いくつかあります。
「ご協力をお願いしたい」の適切な使い方を見ていきましょう。
「ご協力をお願いしたい」とは?
この場合の「ご協力」はビジネスパートナーとして、一緒に戦ってもらうことをいいます。
またこちらの事情を察してもらい、理解してもらうことを表現しています。
「お願いしたい」は相手に対する、前向きな気持ちを示しています。
「ご協力をお願いしたい」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
協力をお願いする時の言い方が「ご協力をお願いしたい」にあたります。
「お願いしたい」は自分の素直な気持ちを表現していますが、ビジネスシーンでは幼く見えることも。
末尾に「いたします」を加えて「ご協力をお願いいたします」や「ご協力いただきたく存じます」あるいは「ご協力いただけますよう、お願い申し上げます」とすると、より丁寧さが伝わるでしょう。
また「協力」という表現を、お力添えやご支援にすると上品な言い方になります。
「協力してください」に比べると「ご協力をお願いしたい」は丁寧な言い方ですが、さらに上の表現も覚えておき、敬語のスペシャリストを目指していきましょう。
「ご協力をお願いしたい」を使った例文
・『ぜひ〇〇様のご協力をお願いしたいのですが』
・『ご協力をお願いいたします』
・『ご支援のほど、よろしくお願いいたします』
「ご協力をお願いしたい」の類語や敬語での言いかえ
間違えやすい類語と、丁寧なフレーズを見ていきましょう。
「ご協力をお願いしたい」の類似表現
ビジネスシーンで耳にする「ご尽力」。
ただこちらから協力を要請する時に「ご尽力をお願いします」と用いるのは間違いです。
ご尽力は自分より上の方が、自分のために力を尽くしてくれた時に用いる表現。
そのため「ご尽力いただき、ありがとうございます」は正解ですが「ご尽力ください」は誤りになります。
他の言い回しを用いていきましょう。
「ご協力をお願いしたい」の敬語表現
さらに丁寧な表現に「ご支援のほど、よろしくお願いいたします」が挙げられます。
ご支援は目上の方が、自分を応援し支えてくれることを意味しています。
ご協力に比べると落ちついた言い方になっているので、覚えておきましょう。
「ご協力をお願いしたい」の返答や返信例
協力をお願いされたら、できる範囲でその気持ちに答えていきましょう。
「お気持ち確かに、承りました」や「かしこまりました」と明るくお応えします。
まとめ
「ご協力をお願いしたい」を解説しました。
正しい意味を知って、敬語の達人を目指してください。
