「立場をわきまえる」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「立場をわきまえる」とは?
「立場をわきまえる」は、身分や役割を正しく認識することを表現した言葉です。
「立場」は、自分が置かれた位置のことを示します。
ビジネスで「立場」を使用する場合、それは「身分」や「役割」を示します。
自分が現在どのような役割で、どのような身分で物事にかかわっているかを正しく把握することを、「立場をわきまえる」と表現しているのです。
なお、「わきまえる」には、「正しく把握する」との意味があります。
他にも、「道理をわきまえる」や「やり方をわきまえる」のように、使用できるのです。
「立場をわきまえる」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「立場をわきまえる」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある顧客との関係について議論になったとします。
しかし、議論の相手は自社の立場を理解せずに、勝手な意見を述べてきたのでした。
このような場合には、「当社の立場をわきまえる必要がございます」と述べるとよいでしょう。
これにより、自会社の役割や相手との関係性を正しく把握するべきことを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「わきまえる」の使い方に注意しましょう。
これは、「わきまえます」と言い換える事ができます。
この場合は、丁寧語を使用した表現になるのです。
使用する状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「立場をわきまえる」を使った例文
「立場をわきまえる」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加える事で、自然な印象の表現を作り出せるのです。
・『まずは、我々の立場をわきまえる必要があります』
・『あなたは、もう少し自分の立場をわきまえるべきです』
・『しっかりと私たちの立場をわきまえるほうがよいでしょう』
「立場をわきまえる」の類語と敬語での言いかえ
「立場をわきまえる」の類語と敬語を解説していきます。
「立場をわきまえる」の類似表現
「立場をわきまえる」の類似表現には、「立ち位置をわきまえる」があります。
「立場」と「立ち位置」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「立場をわきまえる」の敬語表現
「立場をわきまえる」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「立場をわきまえます」に言いかえできます。
なお、この場合は丁寧語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「立場をわきまえる」は、身分や役割を正しく認識することを表現した言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。