「ここまでの話はよろしいでしょうか」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ここまでの話はよろしいでしょうか」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ここまでの話はよろしいでしょうか」について解説をします。

「ここまでの話はよろしいでしょうか」とは?意味

過去のある時点から現在までの間に話した事柄は理解できましたか、といった意味です。

「ここ」は、現在を中心とした前後を含む時間を意味します。

今まで、これからという意味です。

「まで」は、時間的な範囲や到達点を表す語です。

つまり「ここまで」は、今まで、過去から現在までという意味になります。

「話」は、この言葉を述べる前に述べていた事柄を指します。

「よろしい」は、許容範囲である意や、とりあえず満足できる状態である意を表します。

「でしょうか」「だろうか」の丁寧な表現で、はっきりしない事柄を問う意があります。

「ここまでの話はよろしいでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、これまで話した内容を理解できているか確かめるために使用をします。

「よろしい」は、場合によっては尊大ぶっているように受け取られてしまう言葉です。

「ここまでの話はよろしいでしょうか」というと、「理解できましたか」「わかっていますか」と、馬鹿にしているように受け取られる可能性もあります。

そのため、目上の人に対してこのような言い方をするのは、控えることが望ましいです。

そうはいっても、理解できているかを確認する必要があるときもあります。

聞き手が理解していないのに話を進めると、こちらが伝えたい事柄が十分に伝わりません。

理解しているかを確認するときには、「ここまでのことで質問はございますか」「ご質問はありますか」など問いかけの言葉が使えます。

わからないところがあれば、質問をしてくるはずです。


「ここまでの話はよろしいでしょうか」を使った例文

・『ここまでの話はよろしいでしょうか。ご質問がある方は挙手をお願いします』

「ここまでの話はよろしいでしょうか」の返答や返信例

理解できているかを確認されています。

わからないことがあったならば、はっきりとわからないと伝えましょう。

わからないまま話を進められてしまうと、さらにわからなくなってきます。

また、重要な事柄を決める場面のときには、理解していないのに承諾してしまい、後悔するという事態になるかもしれません。

理解できていないことを恥ずかしく感じるかもしれませんが、わからないことは尋ねてよいのです。

質問をするときには相手の許可を得ましょう。

まとめ

この言葉は、これまで話してきた事柄を聞き手が理解できているかを確認するために使用をします。

伝える相手によっては失礼になり、また馬鹿にしているように受け取られることもあるので、他の言い方を考えてみてください。