この記事では「お電話させていただければと存じます」について解説をします。
「お電話させていただければと存じます」とは?意味
電話をさせてもらえればと思う、という意味です。
「お電話」は「電話」に「お」をつけて、丁寧な言い方にしたものです。
「お」をつけることで、敬いの意や丁寧の意を表す言い方になります。
「させていただけ」は「させていただく」のことで、相手に許しを求めながら、ある行為を遠慮しながら行う意を表します。
このような表現で相手に敬意を表します。
「ば」は仮定の意です。
まだ成立していない事柄を、成立したと仮定する条件を表します。
「雨ならば出かけない」のような使い方をするものです。
この例の場合だと、雨が降ると仮定をして、出かけないとしています。
「存じ」は「存ずる」のことで、思う、考えるの意の謙譲語です。
話し手がある事柄を思ったり考えたりしています。
「お電話させていただければと存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手側から電話をかけたいときに使用をします。
たとえば、ある製品について電話で伝えたいとします。
相手から電話をかけてもらうのではなく、こちらから電話をかけて製品の説明をします。
そういったときにこのような言葉を使用します。
「させていただければ」と表現をして、相手に許しを求めています。
「させていただく」は、許しを求める必要があるとき、恩恵を受けるときに使用をする言葉です。
これらに当てはまらない場合は、別の表現をします。
電話をかけることに許しを得る必要がなく、恩恵にならないようならば、「お電話をいたします」のような言い方をします。
「いたす」は「する」の謙譲語なので、「いたします」としても失礼にはなりません。
「お電話させていただければと存じます」を使った例文
・『明日にでもお電話させていただければと存じます』
「お電話させていただければと存じます」の返答や返信例
電話をかけてきたいようなので、問題がないなら許可を与えます。
「お願いします」「わかりました」などの返答の仕方があります。
メールの場合はいつでも読むことができるので、送ってもらう時間を気にする必要はありません。
しかし、電話はかかってきたときに出なければならないので、かけてきてもらう時間を気にする必要があります。
いつごろにかけて欲しいという希望があれば、その時間帯を伝えておきましょう。
まとめ
この言葉は、話し手側から電話をかけたいときに使用をします。
許しを求める言い方です。
許しを得る必要がないときには、「お電話いたします」など別の表現をするようにしましょう。
その場にあわせて言い方を変えます。