「苦楽を共にする」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「苦楽を共にする」とは?
「苦楽を共にする」は、苦しいことも楽しいことも一緒に味わうような場合に使用できる言葉です。
「苦楽」は「苦しい」と「楽しい」を組み合わせた言葉です。
これは正反対の感情ですが、組わせる事で「苦しいことと楽しいこと」を一つの単語で言い表す言葉になるのです。
また、「共にする」は「一緒にする」との意味を持つ言葉です。
これは、行動や経験を共有するような場面で使用できる表現なのです。
これらのことから、「苦楽を共にする」が、「苦しいことも楽しいことも一緒に経験する」との意味で使用できると分かるのです。
「苦楽を共にする」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「苦楽を共にする」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あるプロジェクトを任されたとします。
そして、プロジェクトのメンバーと苦しいことも楽しいことも一緒に経験したいと考えたのでした。
このような場合には、「このプロジェクトのメンバーとは、最後まで苦楽を共にするつもりです」と述べるとよいでしょう。
これにより、メンバーと良い体験も悪い体験も共有することを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「共にする」の使い方に注意するとよいでしょう。
これは、「共にします」とすれば丁寧語になります。
また、「共になさる」で尊敬語、「共にいたす」で謙譲語にできるのです。
使用する相手や状況に合わせて、適切な敬語表現を選択するとよいでしょう。
「苦楽を共にする」を使った例文
「苦楽を共にする」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加える事で、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『今後も、上司と苦楽を共にするつもりです』
・『このメンバーとは、苦楽を共にすることになりそうです』
・『思いがけずに、顧客と苦楽を共にするのでした』
「苦楽を共にする」の類語と敬語での言いかえ
「苦楽を共にする」の類語と敬語を解説していきます。
「苦楽を共にする」の類似表現
「苦楽を共にする」の類似表現には、「苦楽を共有する」があります。
「共にする」と「共有する」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「苦楽を共にする」の敬語表現
「苦楽を共にする」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「苦楽を共にいたします」に言いかえできます。
まとめ
このように「苦楽を共にする」は、苦しいことも楽しいことも一緒に味わうような場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。