ビジネスシーンにおいて、「ちなみに申しますと」はよく使われています。
この言葉の意味、使い方と注意点、言い換えや例文について、詳しく解説していきます。
「ちなみに申しますと」の意味とは?
「ちなみに」は、「参考までに説明を付け加える」という意味合いです。
「申しますと」は「言う」をへりくだった言い方にした言葉です。
ですから、「ちなみに申しますと」は、「参考までに説明を付け加えて言うと」という意味合いを丁寧な言い方で表現した言葉です。
「ちなみに申しますと」の使い方と注意点
「参考までに付け加える」という意味合いから、「ちなみに申しますと」の前に、何かの説明があることが前提になります。
ですから、この言葉単体のみで使用されることはありません。
例えば、「このワインはとても美味しいと今話題になっているそうです。
ちなみに申しますと、このお店には、芸能人の〇〇さんも、このワイン目当てに通っているそうですよ」などと使います。
注意点としては、「ちなみに」を使うと、後から情報を付け足していく流れになるので、多用し過ぎると話の内容がまとまりづらく、相手にうまく伝わらなくなってしまうことです。
「ちなみに申しますと」の言い換えや例文
ビジネスシーンで「ちなみに申しますと」のような意味合いを表現するには、どういった言い回しや言い換えが相応しいか、いくつか例を見ながら考えてみましょう。
・「ちなみに申し上げますと」
「ちなみに申しますと」をより丁寧な言い方にした表現です。
フォーマルな場面でよく使われていいます。
「ちなみに」の言葉自体は敬語ではありませんので、相手の身分や立場、その時の状況に応じて、丁寧な敬語表現を使い分けられると良いでしょう。
・「ついでながら申しますと」
話の流れとして、付け足したい説明がある場合、「ついでながら申しますと」を使って、説明を続けることが出来ます。
丁寧表現の言い回しとして、ビジネスシーンをはじめ様々な場面で活用できます。
・「蛇足ながら申しますと」
「蛇足」は、「余計な付け足し」という意味があり、へりくだった丁寧な表現です。
様々な場面で「ちなみに申しますと」の言い換え表現として活用できます。
・「念のため申しますと」
「念のため」は「万が一に備えて」という意味合いがあります。
同じ付け足しの情報でも、この言葉を用いた場合は、先に説明された内容について、より詳しく伝えたい場合、あるいは、相手に的確に伝えるために、先の情報の“背景や過程”を示す場合があります。
ビジネスシーンでもよく使われている言葉です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「ちなみに申しますと」は、後から情報を付け足したい時に使う言葉で、ビジネスシーンでもよく使われていることが分かりました。
その時の状況に応じて、言い換えや言い回し、敬語表現などの工夫してみましょう。
ちなみに申しますと、勉強熱心なみなさんは、一流のビジネスパーソンに一歩近づいたみたいですよ!ここだけの話です。