「徹底してまいる所存です」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「徹底してまいる所存です」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「徹底してまいる所存です」について解説をします。

「徹底してまいる所存です」とは?意味

中途半端にはしないつもりです、一貫して行うつもりです、隅々まで行きわたらせるつもりです、という意味です。

「徹底」には、中途半端ではなく初めから終わりまで貫き通すこと、すみずみにまで行き渡ることという意味があります。

中途半端ではないという意味では、「徹底した菜食主義」のような使い方をします。

この例の場合だと、ときどき「まあいいか」と動物性食品を食べてしまうようなことはせず、とことん菜食主義をしているという意味になります。

「まいる」「行く」の謙譲語・丁寧語です。

「行く」には物事をするという意味があります。

「所存」は考えという意味です。

「です」「だ」「である」の丁寧な表現で、改まった気持ちを表します。

「徹底してまいる所存です」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、ある事柄を中途半端ではなく一貫して行うつもりであることを伝える際に用います。

たとえば、新入社員がミスをしてしまったとします。

この新入社員には教育係がついています。

教育係がいながらミスをしてしまったのは、教育をしている側にも責任があるといえるでしょう。

今後同じミスをしないようにするためには、徹底した教育を行っていく必要があります。

その考えを教育係から上司などに伝えるときに、この言葉を用います。

具体的にどのような行動をとるのかも伝えると、信頼感が増します。

「所存」はそのつもりだという意味合いで、絶対にそうしますという意味ではありません。

「徹底してまいります」という表現でも、それを行うと意味になります。

この場合は「つもり」という意味合いはありません。

「まいる」「行く」の謙譲語なので、「まいります」という表現でも失礼にはなりません。


「徹底してまいる所存です」を使った例文

・『指導を徹底してまいる所存です』

「徹底してまいる所存です」の返答や返信例

何かをとことんやろうとしているようなので、それを見守ってあげているとよいでしょう。

何かを徹底するためには、そのための行動計画を立てておくことが大切です。

まだ具体的な行動を考えていないようなら、行動を一緒に考えたり、アドバイスをしたりするとよいかもしれません。

そうすることで、相手は行動をとりやすくなります。

徹底して行うためには、途中経過を報告してもらって、その都度見直しをして、必要な場合には改善をしていくことも大切です。

まとめ

この言葉は、話し手側が何かを徹底して行う考えを持っていることを表すものです。

教育を徹底する、指導を徹底する、情報の共有を徹底するなど、さまざまな場面で使用をすることができます。