「すべからく」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「すべからく」とは?
「すべからく」は、当然なすべき事として何かを表現する場合に使用できます。
たとえば、「ビジネスマンはすべからく勤勉であるべきだ」のように使用できます。
このように「
すべからく~べき」と使用することで、「当然~べき」のような意味になるのです。
これは、漢字で「須らく」と表記する事もできます。
しかし、一般的には仮名表記で「すべからく」と表現して使用するのです。
このように「べき」と組み合わせて使用すれば、当然なすべきものという意味を言い表す事ができるのです。
「すべからく」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「すべからく」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、部下の遅刻が多かったとします。
そのため、あなたから注意を促すことにしたのでした。
このような場合には、「社会人はすべからく時間通りに行動するべきです」と述べるとよいでしょう。
これにより、当然なすべき事として時間通りに行動するべき事を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「すべからく」の意味に注意しましょう。
これは「全て」に近い意味があるように誤解されがちです。
しかし、漢字で表記すれば「須らく」であり、「全て」とは関係がないのです。
意味をはき違えて使用しないように、注意するとよいでしょう。
「すべからく」を使った例文
「すべからく」を使った例文を挙げます。
例文のように、「べき」を使って文章を構成すると、自然な印象の表現を作り出せるのです。
・『社会人はすべからく労働するべきである』
・『ビジネスマンはすべからく時間を守るべきだ』
・『ビジネスではすべからく利益を追求するべきです』
「すべからく」の類語と敬語での言いかえ
「すべからく」の類語と敬語を解説していきます。
「すべからく」の類似表現
「すべからく」の類似表現には、「当然」があります。
たとえば、「すべからく行動するべき」と「当然行動するべき」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「すべからく」の敬語表現
「すべからく」を単独で敬語にはできません。
これを敬語にする場合、言葉を付け加えて実現する必要があるのです。
たとえば、「社会人は須らく労働するべきです」のようにすれば、丁寧語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「すべからく」は、当然なすべき事として何かを表現する場合に使用できます。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
