「功績に鑑みる」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「功績に鑑みる」とは?
「功績に鑑みる」は、「貢献した実績に照らし合わせて考える」との意味で使用できる言葉です。
「功績」は、「手柄を立てたこと」や「貢献した実績」などの意味を持ちます。
これは「功」という漢字だけでも「手柄」や「功績」を意味するのです。
「功を立てる」のような使い方がされることからも、その意味を想像できることでしょう。
また、「鑑みる」とは、「照らし合わせてみる」との意味を持っています。
これらを踏まえると、「功績に鑑みる」とは「貢献した実績に照らし合わせて考える」ことを意味する言葉だと分かるのです。
「功績に鑑みる」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「功績に鑑みる」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたの会社で人事異動があったとします。
すると社内でも実績豊富な部長が、なぜか降格していたのでした。
このような場合には、「功績に鑑みると、不当な処遇に思えます」と述べるとよいでしょう。
これにより、貢献した実績と照らし合わせて考える様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「功績に鑑みる」の使い方に注意しましょう。
これは「功績に」よりも「功績を」のほうが自然な使い方になると言えます。
どちらも同じような意味で使用できますが、「功績に」とするほうが違和感を生じる表現になるのです。
「功績に鑑みる」を使った例文
「功績に鑑みる」を使った例文を挙げます。
例文のように、貢献した実績と照らし合わせて考えるとの意味で使用すれば、自然な文章を作成する事ができるのです。
・『功績に鑑みると、不当な処遇に思えます』
・『功績に鑑みると、納得いかない結果だと思います』
・『功績に鑑みると、不自然な人事異動に思えるのでした』
「功績に鑑みる」の類語と敬語での言いかえ
「功績に鑑みる」の類語と敬語を解説していきます。
「功績に鑑みる」の類似表現
「功績に鑑みる」の類似表現には、「功績に照らし合わせる」があります。
「鑑みる」と「照らし合わせる」は、同じような意味で使用できる類似の言葉だと言えるのです。
「功績に鑑みる」の敬語表現
「功績に鑑みる」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「功績に鑑みますと」に言いかえできます。
これにより、丁寧語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「功績に鑑みる」は、「貢献した実績を照らし合わせて考える」との意味で使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。