「拝顔にて」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「拝顔にて」とは?
「拝顔にて」は、相手に直接会って何かをしたい場合に使用できる言葉です。
「拝顔」は「はいがん」と読みます。
これは「顔を仰ぎ見ること」を意味する言葉です。
「拝」を訓読みにすれば「拝む」となります。
これは「おがむ」と読み、崇拝するような相手を仰ぎ見るような様子を表現しているのです。
つまり、相手の顔を見るということを、謙譲語で表現したのが「拝顔」という言葉なのです。
これを「拝顔にて」とすれば、直接相手の顔を見ながら何かをしたいことを表現できます。
たとえば、「拝顔にでお話したく存じます」とすれば、相手の顔を見ながら話したい様子を、言い表す事ができるのです。
「拝顔にて」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「拝顔にて」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、ある案件の話を受けたとします。
そして、その案件については、直接会って話したいと考えたのでした。
このような場合には、「今回の件に関しましては、是非とも拝顔にてお話したく存じます」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の顔を見ながら話したいことを、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「拝顔にて」の使い方に注意するとよいでしょう。
これは、「対面にて」や「直接お会いして」などのほうが一般的な表現といえます。
また、「拝顔にて」という使い方は、少し変わった表現になるのです。
使用する状況に応じて、適切な言葉を選択するとよいでしょう。
「拝顔にて」を使った例文
「拝顔にて」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加えていく事で、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『できれば、今週中に拝顔にてお話したく存じます』
・『今回の計画について、拝顔にて議論できればと思っております』
・『この件に関しましては、拝顔にて相談できますと幸いでございます』
「拝顔にて」の類語と敬語での言いかえ
「拝顔にて」の類語と敬語を解説していきます。
「拝顔にて」の類似表現
「拝顔にて」の類似表現には、「直接お目にかかって」があります。
「拝顔」と「直接お目にかかる」は、同じような意味合いで使用できる言葉と言えるのです。
「拝顔にて」の敬語表現
「拝顔にて」は既に敬語になっていると言えます。
「拝」という言葉が、謙譲表現の一種になっているのです。
また、「拝顔にてご相談申し上げます」のように、他の言葉を付け加えて敬語表現にする方法もあります。
まとめ
このように「拝顔にて」は、相手に直接会って何かをしたい場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。