ビジネス用語の「関係者一同」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。
「関係者一同」とは?意味
「関係者一同」とは、「関わりのある人全員」という意味で使われるビジネス用語です。
「関係者一同」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
業務やプロジェクトなどに関わりのあった人々すべてを表す意味で使います。
「関係者」という表現はビジネスではよく使いますが指している範囲はあいまいでその時々によって異なるので注意が必要です。
言葉の本来の意味からすると物事に少しでも関わりをもった人であればすべて「関係者」になるので関わりの深さ浅さに関わらず当てはまってしまいます。
プロジェクトの中心となって動いたリーダーからプロジェクトルームの清掃担当者まで少しでも関わりを持っていれば「関係者」と表現しても間違いではないので注意が必要です。
「関係者一同」という表現はどこからどこまでの範囲という指定をせずざっくりと関係する人全員という意味で使われています。
一般的にはプロジェクトの参加者や協力者などそれなりに関わりのあった人物全員を指して「関係者一同」と表現します。
関係者を代表してお礼を述べたり感想を伝えたりなど関係者全員の統一された意志を表していますが実際に関係者全員に承諾を取っているわけではなくあくまでも代表が関係者の声を代弁しているに過ぎません。
厳密に調べれば同じ関係者の間でも意識の違いや意見の差異がある可能性も否定できませんが、そういった細かな違いにこだわらず関係者全員の代表として声をあげるときに用いられるのが「関係者一同」という言い方です。
「関係者一同」を使った例文
・『関係者一同心よりお待ち申し上げております』
・『関係者一同が身を引き締めて臨む所存です』
・『関係者一同が集まり打ち上げが行われた』
「関係者一同」の類語や敬語での言いかえ
「関係者一同」には似たような表現がいくつもあります。
人員や場面に合わせて使い分けるとより適切な表現になります。
「関係者一同」の類似表現
・「社員一同」
「社員全員」を意味する言葉です。
関係しているすべての人が社員である場合のみ使える表現です。
・「従業員一同」
「働いている人全員」を意味します。
正社員だけでなくパートやスタッフ、役員や経営者まで会社や店で働く人すべてを含みます。
・「スタッフ一同」
その場で働いているスタッフ全員を表す言葉です。
外部の人も含め職場で働いているすべての人を含みます。
「関係者一同」の敬語表現
・「関係者御一同様」
「関係者一同」の丁寧な表現です。
主に手紙の宛名で使います。
「関係者一同」の返答や返信例
問いかけや呼びかけに用いられる言葉ではないので特定の返答はありません。
まとめ
「関係者一同」は会社や店を代表してメッセージを発する時によく用いられる表現です。
報告の文章や挨拶状などでよく使われる言葉なので誰を指しているのか正しく理解しておきましょう。