「油を売る」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「油を売る」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「油を売る」という言葉について説明していきます。

「油を売る」とは?

仕事を怠けて無駄話をしてしまうことや、仕事をせずに時間を潰してしまうことなどを指す言葉です。

慣用句ではなく油を販売するという使い方もできなくはないですが、会話として使用するケースはまずないでしょう。

「油を売る」自体はビジネスの場では「サボる」に近い部分があり否定する形で使われることが大半で、積極的に使う言葉とはいい難いです。

「油を売る」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「油を売るんじゃないぞ」など注意の用途で使うのが基本です。

「油を売りにきたみたいなもの」などの使い方もできます。

無駄話をしましょうという意図で「油を売りましょう」という使い方はまずしません。

懇親会などを「油を売る」とは言わない点もポイントと言えます。


「油を売る」を使った例文

・『お客様と油を売るようにも見えるが親しくなったほうが何かと得という見方もある』
対面接客のケースにおいて話だけしたことに対する感想の例文です。

対面接客の販売はその場でいきなり買うとは限らないため、前段階としての話ということになります。

・『営業に来たはずが思わず油を売ってしまった』
つい世間話に話を咲かせてしまったという用例で、反省的な使い方となります。

報告が必要な場合は「話が盛り上がった」などとしたほうが無難でしょう。

・『駐車禁止ではない道路を見つけて営業車で油を売る』
サボるという意味合いでの用例です。

実際にこの行動をする人はいても、本人を指す文章として伝えるケースは考えにくく、記事や小説などの例文に近くなります。

「油を売る」の類語や敬語での言いかえ

「話が盛り上がってしまう」「寄り道をする」「サボる」などが類語ですが、直接的な敬語はありません。

注意という意図で使われる部分もあります。

「油を売る」の類似表現

「仕事をせずに話をする」「無駄話をしてしまう」など時間を仕事以外に使うという言葉は類語と言えます。

「油を売る」の敬語表現

「無駄話をなさっている」など敬語にできなくはないですが、注意という状況で使う言葉であるため、敬語にしないといけないということにはなりにくい言葉でもあります。

「油を売る」の返答や返信例

「油を売ってんじゃないよ」などの指摘に関しては「すみませんでした」など謝罪の言葉を返すのが無難で、冤罪と感じたなら「仕事の話をしてたんです」と返すこともありえます。

まとめ

油を売るという言葉は状況の言葉で、発声して使うものでもありますが思う言葉ともいうことができます。

文書で使われるケースはほぼないと言っていいでしょう。