この記事では「予めご了承いただけますと幸いです」という言葉について説明していきます。
「予めご了承いただけますと幸いです」とは?
商品などの説明において、購入者にとって不利になりかねないケースを先に説明しておき、了承を求めると言った意味の言葉で、「購入後のキャンセルはできないので予めご了承いただけますと幸いです」などの使い方があります。
購入前に伝えておくべきことで人によってはデメリットに感じることがあり得るものに使われ、例えばパソコン関連製品であれば機種によっては使えないなどのケースになります。
また定期的なライブなどで普段なら出演する人が例外的に出演しないというケースでも使うことはあります。
「予めご了承いただけますと幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
口頭ではそう多く使う言葉ではありません。
メールでは問題ありませんが、パンフレットの形式では余り小さな文字で書くと反感を買いかねないものでもあるので注意が必要です。
旅館などで室内に使用できなくなっている設備があるケースでも使用できます。
「予めご了承いただけますと幸いです」を使った例文
・『本日は降雪のため多くの列車が遅延・運休となっています。予めご了承いただけますと幸いです』
気候でユーザーが不利になってしまうことを前もって伝えるという例です。
定型文的ではないため、電光掲示板と言うよりは手書きの書面で使われるケースが多いでしょう。
・『macでは使用できないため予めご了承いただけますと幸いです』
パソコンの付属品での説明です。
この一文がないと間違って買いかねないこともあり得るため必要な言葉と言えます。
・『次回のライブでは〇〇は出演いたしません。予めご了承いただけますと幸いです。』
出演者がいないというケースの注意を呼びかける例文です。
この場合一定の定期的なもの、グループ的なもので普通ならばその出演者は出るということになります。
「予めご了承いただけますと幸いです」の類語や敬語
での言いかえ 類語としては「予めご了承ください」意図は近いもののまず使われない言葉ですが「前もってお詫び致します」が挙げられます。
シチュエーションが限定されておりそう多く類語はないでしょう。
「予めご了承いただけますと幸いです」の類似表現
「あらかじめ」という意図の言葉、「ご了承」という意図の言葉が入ると類似表現になります。
「先立ってご理解ください」なども挙げられますが「予めご了承いただけますと幸いです」のほうが馴染みのある表現と言えるでしょう。
「予めご了承いただけますと幸いです」の敬語表現
「予めご了承いただけますと幸いでございます」がより丁寧な言葉と言えます。
ただしもともと接客で使える敬語ではあります。
「予めご了承いただけますと幸いです」の返答や返信例
口頭、メールであれば「了解しました」、「わかりました」などと答えるのがベターです。
パンフレット等に書いてある場合は理解するだけで十分です。
了承できない内容であれば会社のサポートセンターなどに連絡ということもありえます。
まとめ
予めご了承いただけますと幸いですという言葉は不利な状況を理解してほしいという言葉ですが、誰にとっても不利ということではなく、一部の使い方に不利ということが多くなっています。