「お越しくださいますとのこと」という言い回しについての解説です。
「お越しくださいますとのこと」とは?意味
「お越しくださいますとのこと」は、対象となる人物に来てほしいと、第3者になり替わり伝言という形で対象に伝えることを意味します。
なので、この言葉は、「お越しくださいますとのこと」といっている人物の意思ではなく、対象となる人物に来てほしいと考えている第3者の意見になります。
もっと言えば、来てほしいなと考えている人物は、自分から来てほしいというより、第3者に頼む形で来てほしいというほうが自分の仕事に専念できると考え、このような形で依頼をするということです。
「お越しくださいますとのこと」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お越しくださいますとのこと」はビジネスなどでは、第3者が来てほしいというお願いについて別の人物が代弁する際に使用します。
なので、このワードの注意点は、あくまで、「お越しくださいますとのこと」といっている人物は代弁者であり、来てほしいと望むものは別の人物で、なぜ当の本人が来てほしいと直接言わないのかを推測する必要が受け手にはあります。
大抵は、来てほしいと述べている人物自体がお仕事に専念したいから第3者に伝言役をしてもらっていることが多いのでしょうがなぜ、直接本人が言わないかを推測しておくことには越したことはないでしょう。
「お越しくださいますとのこと」を使った例文
・『部長がお越しくださいますとのことです』
「お越しくださいますとのこと」の返答や返信例
「お越しくださいますとのこと」についての返事は、来てほしいと述べている人物のもとに行くか否かが答えで、別に「わかりました」とか「嫌です」という必要はありません。
人物のもとに行けばそれが回答で、行かないというのも回答になります。
まとめ
「お越しくださいますとのこと」は、来てほしいという人物は一応来てくれることについては感謝を示しています。
というのも、お越しくださいますという言い回しは、来てくれることへの感謝を指すので、とのことというのが、第3者がこういったことを人から聞きましたという意味になるがゆえ、このワードは、当の来てほしいなとということを述べている本人ではなく、本人から来てほしいという要望を聞いた第3者が来てほしいと思われている人物に伝えているにすぎないのです。
なので、このワードは、来てほしいと言われている人物からすれば、なんで当の本人が出てこないんだということを考える可能性が高いので、当の本人が面倒くさがり名だけでは?ということを着てほしいと言われた人物が感じ取れば、来てほしいことを望んだ人物との関係性は悪くなるでしょう。