「末長くご健康で幸多からんことをお祈り申し上げます」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

「末長くご健康で幸多からんことをお祈り申し上げます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「末長くご健康で幸多からんことをお祈り申し上げます」について解説をします。

「末長くご健康で幸多からんことをお祈り申し上げます」とは?意味

これから先も長い間健康で幸せであることを祈っている、といった意味です。

「末長く」には、これから先もずっと、将来にわたって長くいつまでも、という意味があります。

「ご健康」「健康」を敬意を表す形にしたものです。

他人の行為や持ち物を表す語に「ご」をつけると、その人に敬意を表す言い方になります。

「幸」は、しあわせという意味です。

「多からんことを」は、「多いこと」をという意味になります。

「お祈り申し上げます」は、そうなって欲しいと望む気持ちを表します。

「末長くご健康で幸多からんことをお祈り申し上げます」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、スピーチ、手紙、メールなどの中で使用されます。

結婚をした人がおり、その人にお祝いの言葉を伝えたいとします。

そのときに、最後の方でこの言葉を使用します。

まず、結婚へのお祝いの言葉を伝え、2人を祝福します。

最初にこの言葉を使うと違和感があるので、最後にこの言葉を使ってお祝いの言葉を締めくくります。

丁寧な言葉遣いなので、目上の人に対して伝えても失礼にはなりません。

しかし、病気やケガをしている人に対して伝えるのは望ましくありません。

健康が回復することを願っており、幸せになって欲しいという気持ちを持つこともあるでしょう。

しかし、本人は明るい気持ちを持つことができない場合があり、また病気やケガが治らないこともあります。

そういった点に配慮をして、病気やケガの人に伝える言葉を選びましょう。


「末長くご健康で幸多からんことをお祈り申し上げます」を使った例文

・『お二人が末長くご健康で幸多からんことをお祈り申し上げます』

「末長くご健康で幸多からんことをお祈り申し上げます」の返答や返信

結婚式のスピーチなど多くの人の前で述べているときは、返答をする必要はありません。

結婚のお祝いの品や祝電をもらったときには、お礼を伝えましょう。

手紙やメールなどの中でこの言葉を伝えられているときには、その手紙やメールが伝える用件に対して返事を出します。

お祝いに対してお礼の品物を返すこともあります。

何へのお礼なのかにもよりますが、1か月以内に返すのが望ましいです。

まとめ

この言葉はスピーチ、手紙、メールなどの中で使われるものです。

相手の幸せを願う言葉です。

おめでたい場では使うことができますが、病気やケガをしている人に伝えると不快な思いをさせる可能性があるので、使用する場面を考えてください。