「厳正に対処する」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「厳正に対処する」とは?
「厳正に対処する」は、厳しく正しく対処するような場合に使用できる言葉です。
「厳正」は「げんせい」と読みます。
これは、「厳しい」と「正しい」という言葉で構成されます。
つまり、「厳しく正しくすること」が熟語になったのが「厳正」という言葉なのです。
これは、正当性に厳しさを求めることを表します。
ルーズな「正しさ」ではなく、厳密な「正しさ」を求める様子を「厳正」という言葉で表現できるのです。
なお、ここでは「対処する」という言葉を使用しています。
これは、何かに応じて処理する事を意味する言葉になっているのです。
「厳正に対処する」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「厳正に対処する」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、取引先に迷惑をかけてしまったとします。
納品した品物の数に違いがあったのでした。
このような場合には、「この度の件は、厳正に対処する所存でございます」と述べるとよいでしょう。
これにより、厳しく正しく対処しようとしている様子を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「対処する」の使い方に注意しましょう。
これは、丁寧語で「対処します」、尊敬語で「対処なさる」、謙譲語で「対処いたす」と変化します。
つまり、状況に合わせて、適切な表現を選択して使用する必要があるのです。
「厳正に対処する」を使った例文
「厳正に対処する」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加える事で、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『この度の件は、厳正に対処するつもりです』
・『今回の違反に関しては、厳正に対処するとよいでしょう』
・『このような暴挙には、厳正に対処するべきではありませんか』
「厳正に対処する」の類語と敬語での言いかえ
「厳正に対処する」の類語と敬語を解説していきます。
「厳正に対処する」の類似表現
「厳正に対処する」の類似表現には、「厳正に対応する」があります。
「対処」と「対応」は、同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「厳正に対処する」の敬語表現
「厳正に対処する」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「厳正に対処いたします」に言いかえできます。
なお、この場合は謙譲語と丁寧語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「厳正に対処する」は、厳しく正しく対処するような場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。