「不調法なものですから」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「不調法なものですから」とは?
はじめに「不調法なものですから」の意味を解説していきます。
「不調法」は「ぶちょうほう」と読みます。
これは「細かいことに気が付かない、配慮が行き届かない様子」を示す言葉です。
そのため、文章全体としては「配慮不足なので」という内容を敬語表現で丁寧にしたものなのです。
「不調法なものですから」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「不調法なものですから」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、上司からゴルフに誘われたとします。
しかし、あなたはゴルフを始めたばかりで、一緒にいっては足を引っ張る可能性が高いです。
そのため、今回は辞退することにしました。
あなたは上司に「今回は遠慮いたします。
なにんぶん始めたばかりで不調法なものですから」と伝えるとよいでしょう。
これにより、ゴルフに対する知識や能力が低いことを相手に示すことができるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、あまり他人には使わないほうがよいという事です。
たとえば相手が部下であっても、弊社の〇〇は不調法でしてなどと聞いて、よい印象を持つ人は少ないでしょう。
「不調法なものですから」を使った例文
ここでは「不調法なものですから」を使った例文を挙げていきます。
これらの例文から分かる通り、不得手の場合にも使えますし、不注意に対しても使えるのです。
・『不調法なものですから、今回は辞退いたします』
・『不調法なものですから、以降は気を付けます』
・『不調法なものですから、今後は注意いたします』
「不調法なものですから」の類語や敬語での言いかえ
それでは「不調法なものですから」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「不調法なものですから」の類似表現
まず 「不調法なものですから」の類似表現について解説します。
「不調法」は「不案内」や「不注意」と言い換えることができるでしょう。
表現は異なりますが、意味としては同じになります。
「不調法なものですから」の敬語表現
つぎに「不調法なものですから」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「不調法でございまして」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「不調法なものですから」という表現は、自分が不得手な場合や、不注意だった場合に使える便利な言葉です。
ふとした際に思いがけずに使う機会があるフレーズなので、覚えておくとよいでしょう。