「不調法で申し訳ありません」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「不調法で申し訳ありません」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「不調法で申し訳ありません」の意味を分かりやすく説明していきます。

「不調法で申し訳ありません」とは?意味

「不調法で申し訳ありません」の意味は以下の通りです。

1つ目は「ビジネスで手際が悪くて相手に迷惑をかけたと思い、謝罪する時の丁寧な表現」という意味で、仕事に慣れてないなどで、作業が遅れ気味なことを詫びる表現です。

2つ目は「ビジネスで相手への配慮がたりず不快な思いをさせたと思い、謝罪する時の丁寧な表現」という意味で、接待や宴会などでおもてなしがぎくしゃくしていることを詫びる表現です。

3つ目は「ビジネスでお酒が飲めないことを詫びる時の丁寧な表現」という意味で、接待や宴会などで、お酒が飲めなかったり、カラオケが歌えないな度不器用を詫びる表現です。

上記に共通するのは「至らない点を詫びる」という意味です。

「不調法で申し訳ありません」の概要

「不調法で申し訳ありません」「不調法+で+申し訳ありません」で成り立っています。

「不調法」「ぶちょうほう」と読み、「手際の悪いこと」「気配りできないこと」「過失」「酒や芸事のたしなみがないこと」という意味、「で」は助詞、「申し訳ありません」「申し訳ない」の丁寧語で「弁解する余地もない」という謝罪の意味です。

自分を謙遜する「不調法」と、謝罪する意味の丁寧語が使われているので、目上の人に対して使えます。

不注意によるミスやトラブルを引き起こした場合、この謝罪表現だけでは収まらないので、謙遜して「手際が悪い」「気配りができない」「不器用である」などに対するお詫びの言葉として使われています。


「不調法で申し訳ありません」の言葉の使い方や使われ方

「不調法で申し訳ありません」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『3時までには必ずお届け致します、不調法で申し訳ありません』

納品日ギリギリになった時に、相手がイライラしているのではと懸念して連絡する時に使われます。

『ウーロン茶をお願いします、不調法で申し訳ありません』

取引先や上司からお酒を勧められて、お断りする時に使われます。

最近ではお酒を無理強いする慣習は少なくなってきています。

「不調法で申し訳ありません」の類語や言いかえ

「不調法で申し訳ありません」の類語や言いかえは以下の通りです。

「不行き届きな点をご容赦下さいますようお願い申し上げます」

至らない点があありますが、どうか許して下さいとお願いする時の表現です。

相手からの申し出をやんわりと断る時にも使えます。

まとめ

今回は「不調法で申し訳ありません」について紹介しました。

「不調法で申し訳ありません」「至らない点があることを詫びる丁寧な表現」と覚えておきましょう。