この記事では「こちらこそ勉強になりました」について解説をします。
「こちらこそ勉強になりました」とは?意味
こちらも学びがありました、こちらも知識を得たり経験を積んだりすることができました、といった意味です。
「こちら」は、近くのものを指す言葉です。
話し手に近い方向、話し手の近くにある物、話し手の側を指します。
この場合は、話し手側のことを指して「こちら」といっています。
「こそ」は、あるものを特別強調する意を表します。
「今度こそ勝つ」のような使い方をします。
「勉強」は知識や技術を身につけること、経験を積むことです。
「なりました」は、そのように変わった、実現をした、恩恵を受けたという意味です。
「た」は過去や完了の意を表す語なので、すでに勉強になっています。
これから勉強するのではありません。
「こちらこそ勉強になりました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手側が知識や技術を身につけられたときや、経験を積んだときに使用をします。
「こちらこそ」は、相手にも何か利益があったときに使用をします。
たとえば、AさんがBさんの仕事を手伝うことになったとします。
Aさんは普段この仕事を行っていないため、この仕事に関する知識や経験が乏しいです。
そんなAさんに仕事を頼んだのは、人手が足りなかったからです。
Bさんにとっては、経験が少なく、知識や技術も乏しいAさんであっても、手伝ってもらえるのは助かります。
仕事が終わったとき、BさんからAさんにお礼が伝えられました。
Aさんは、仕事を手伝ったことによって勉強になったので、感謝の気持ちを持っています。
その気持ちを「こちらこそ勉強になりました」という言葉でAさんが伝えます。
この例の場合だと、Bさんからお礼を伝えて、その後にAさんが「こちらこそ」という言葉を使用しています。
つまり、相手から感謝を伝えられたときに、「こちらこそ」という言葉を使うのです。
「こちらこそ勉強になりました」を使った例文
・『こちらこそ勉強になりました。ありがとうございます』
「こちらこそ勉強になりました」の返答や返信例
こちらがお礼を伝えて、その後にこの言葉が返ってきています。
そのため、再度お礼を伝える必要はありません。
相手は勉強になったようなので、勉強になったようでよかったという意を伝えてみてもよいでしょう。
何をして勉強になったのかによって、返答の内容が多少変わります。
まとめ
この言葉は、知識や技術を身につけられたとき、経験を積むことができたときに使用をします。
「こちらこそ」は相手にも何か恩恵があったときに使用をするものです。
そのため、この言葉は相手から感謝を伝えられたときに用います。