この記事では「こちらこそありがとうございました」について解説をします。
「こちらこそありがとうございました」とは?意味
こちらも感謝していますという意味です。
「こちら」は、話し手に近い方向、話し手の近くにある物、話し手の方向やその方向にある場所を指したり、話し手の側を指す言葉です。
この場合は話し手側のことを指して「こちら」と表現しています。
「こそ」は強める意の言葉です。
「今度こそは試験に合格する」のような使い方をします。
「ありがとうございました」は感謝の意を表す言葉です。
「ございました」は、「ございます」と「た」をつなげています。
「ございます」は「ある」の意の丁寧語、「た」は過去や完了の意を表す語です。
つまり、感謝するようなことが過去にあったということです。
「こちらこそありがとうございました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手からお礼を言われて、こちらからもお礼を言うときに使用をします。
「こちらこそ」は、話し手側のことを指しています。
相手からお礼を言われておらず、こちらからお礼を伝えるときには「こちらこそ」は使いません。
たとえば、目上の人と一緒に食事をしたとします。
この食事の費用は目上の人が支払ってくれました。
食事が終わり帰る段になって、目上の人から「今日は楽しいときを過ごさせてもらった。
ありがとう」ということを伝えられました。
食事をさせてもらった方としては、費用を支払ってくれたことに感謝をしているし、こちらも楽しいときを過ごせて、そのことにも感謝しています。
こちらも感謝すべきことがあるのです。
そういったときにこのような言葉を使用します。
まず相手から感謝の言葉が伝えられて、そしてこちらからも感謝の言葉を伝えるときに用います。
「こちらこそありがとうございました」を使った例文
・『お土産までいただき、こちらこそありがとうございました』
「こちらこそありがとうございました」の返答や返信例
すでにこちらからお礼を伝えているので、再度お礼を伝える必要はありません。
しかし、何度お礼を伝えても悪いことはないので、もう一度お礼を伝えてもよいでしょう。
感謝することに関しての感想などを述べてもよいかもしれません。
たとえば、楽しいときを過ごせた、おいしいものを食べることができたなどです。
自分の言葉を使って伝えることで、感謝の気持ちがより伝わります。
まとめ
この言葉は相手からお礼を言われて、こちらからお礼を言うときに用います。
相手がお礼を言っていないときには「こちらこそ」は使わないので気をつけてください。
その場合は、ただお礼の言葉を伝えます。