「紆余曲折ありましたが」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「紆余曲折ありましたが」とは?
「紆余曲折」は「うよきょくせつ」と読みます。
これは、「遠回りで二転三転すること」を意味する言葉です。
「紆余」は「うね曲がっていること」を意味する単語と言えます。
そして「曲折」も同じ意味で使用される言葉なのです。
これらは、「紆余曲折」とワンセットで使用されることの多い言葉です。
逆に「紆余」や「曲折」だけで使用されることは多くないでしょう。
また、ここでは「ありましたが」を組み合わせて使用しています。
これは、「ある」に「ましたが」を付与したものです。
「ましたが」は「ますが」の過去形であり、丁寧語の語尾「ます」が変形したものなのです。
「紆余曲折ありましたが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「紆余曲折ありましたが」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが会議で司会を担当していたとします。
その会議では、議論が二転三転しましたが、最終的には参加者の合意にいたりました。
このような場合には、「紆余曲折ありましたが、最終的な合意にいたったことを嬉しく思います」と述べるとよいでしょう。
これにより、二転三転したことを、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する場合には、「ありましたが」の使い方に注意しましょう。
これは既に丁寧語になっていますが、さらに丁寧にできます。
たとえば「紆余曲折ございましたが」とすることで、より丁寧な言葉にできるのです。
「紆余曲折ありましたが」を使った例文
「紆余曲折ありましたが」を使った例文を挙げます。
例文のように、「ましたが」に続けて思いや感想を述べるようにすると、上手な文章を作成できるはずです。
・『紆余曲折ありましたが、最後まで努力した甲斐がありました』
・『紆余曲折ありましたが、結論にいたったことを嬉しく思います』
・『紆余曲折ありましたが、合意いただけたことに感謝いたします』
「紆余曲折ありましたが」の類語と敬語での言いかえ
それでは「紆余曲折ありましたが」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「紆余曲折ありましたが」の類似表現
「紆余曲折ありましたが」の類似表現には、「二転三転しましたが」があります。
「紆余曲折」と「二転三転」は、同じような意味で使用される類似の言葉なのです。
「紆余曲折ありましたが」の敬語表現
「紆余曲折ありましたが」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「紆余曲折ございましたが」のように言いかえできます。
まとめ
このように「紆余曲折ありましたが」は、二転三転したことを表現するためのフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。