この記事では「ごゆっくりご覧くださいませ」について解説をします。
「ごゆっくりご覧くださいませ」とは?意味
時間をかけて見てもよいです、周りを気にせずに見てください、といった意味です。
「ごゆっくり」は「ゆっくり」に「ご」をつけて、改まった言い方にしています。
「ゆっくり」は、動きが遅いさま、時間や気持ち的にゆとりがあるさまという意味です。
つまり、焦らなくていいですよということです。
「ご覧」は「見ること」の尊敬語になります。
この場合は聞き手が何かを見ており、聞き手のことを敬っています。
「ください」は「ご」をともなう漢語について、相手に何かを要望・懇願する意を表します。
「ませ」は丁寧の気持ちを込めて、相手に何かをするよう求める意を表す語です。
「ごゆっくりご覧くださいませ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、接客業をする人が主に使用をします。
化粧品店のことで説明をします。
この化粧品店のスタッフは、客が求めればどのような商品がおすすめなのか、どういったものがその人にあっているのかなどアドバイスをします。
何か探している客がいたので、店員から声をかけて、話を聞いたり、説明をしたりしたとします。
客としては、店員がずっとそばにいては商品を手にとって試したり、いろいろと見たりしにくいでしょう。
そこで、店員は客のもとから離れることにしました。
黙って離れると不自然なので、何か声をかけることが望ましいです。
そういったときにこのような言葉が用いられます。
客と接していないときにも、掛け声のような感じでこういった言葉が使われることもあります。
他の客や店員のことを気にせずに見ていてよい、という意味が込められています。
「ごゆっくりご覧ください」でも失礼にはなりませんが、「ませ」をつけることで丁寧の気持ちを込めることができます。
「ごゆっくりご覧くださいませ」を使った例文
・『どうぞごゆっくりご覧くださいませ』
「ごゆっくりご覧くださいませ」の返答や返信例
店員から客に伝えられている場合、返事をする必要はありません。
見たいものがあるなら、好きなように見ていましょう。
周りの人たちのことを気にする必要はありません。
店員に尋ねたいことがあったら、尋ねても問題ないです。
何か尋ねれば、知っていることを教えてくれるはずです。
商品選びに迷ったとき、他のサイズがないか調べて欲しいときなど、声をかけるとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、店の者が客に対して述べるものです。
店員などのことを気にせずに、ゆっくりと見ていてよいという意味が含まれています。
店の者は客が利用しやすいように配慮することが望ましいです。