「持って参ります」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「持って参ります」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「持って参ります」について解説をします。

「持って参ります」とは?意味

持ってきます、という意味です。

「持っ」「持つ」のことで、たずさえる、手にとる、手ににぎるという意味です。

何かを持つのは、この場合は話し手になります。

「参り」「まいる」のことで、「行く」の謙譲語・丁寧語、「来る」の丁寧語です。

この場合は「来る」の意味で用いています。

「ます」は敬意を表す語です。

「持って参ります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、話し手が聞き手のところに何かを持ってくるときに使用をします。

これから持ってくるのであり、すでに持ってきているのではありません。

すでに取って戻ってきたときには、「持って参りました」となります。

たとえば、これから上司と一緒に外出をするとします。

上司が待っている場所に部下が行くと、上司は傘を持っていました。

今日は雨が降ると天気予報で伝えていたそうで、それで傘を持っているようです。

部下はこのとき、傘を持っていませんでした。

傘はロッカーに置いてあります。

帰りに雨が降るだろうと心配した上司は、傘を持ってくるようにいいました。

部下も傘はあった方がよいだろうと思い、ロッカーから取ってくることにしました。

このときに部下がこの言葉を使用します。

持ってくるものは、物質としての物です。

持ってきたものが聞き手の所有物になる場合もそうでない場合も、何かを持ってくることが聞き手の利益になる場合もそうでない場合も、この言葉を使うことができます。

持ってくるには時間がかかることがあります。

その場合は、少し待っていてもらうように一言伝えましょう。

長く待たせてしまったときには、待たせたことに謝罪をするのが望ましいです。


「持って参ります」を使った例文

・『すぐに持って参ります』

「持って参ります」の返答や返信例

何かを持ってくるようなので、それまで待っていましょう。

なぜそれを持ってくるのか、持ってきて何をするのかによって、この後の対応が変わります。

スケジュールを確認するために手帳を持ってくるという場合であれば、この後にはスケジュールの確認をします。

今書類が必要なので持ってくるという場合であれば、その書類を持ってきた後に中身を読んだり、書類を使って話し合いをしたりします。

頼んで持ってきてもらう場合は、お礼を伝えます。

多少待たされるかもしれませんが、何かを持ってくるまで待っていましょう。

まとめ

この言葉は、話し手が何かを持ってくるときに使用をします。

これから、その動作を行うときに用い、その動作が完了しているのではありません。

何を持ってくるのかに関係なく、この言葉を使うことができます。