「気の置けない」とは?ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「気の置けない」とは?
はじめに「気の置けない」の意味を解説していきます。
「気の置けない」は「相手に遠慮がいらない様子」を表す言葉です。
「気の置けない仲間」と言えば「気兼ねのない関係の仲間同士」であることを示します。
そしてこれは、少し意外に感じる方もいるかもしれませんが、逆に言えば「気が置ける」は「遠慮できない、気を許せない」の意味になるのです。
「気の置けない」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「気の置けない」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、同じ営業部に同期の社員がいたとします。
そして上司から、その同期と仲が良い様子について言及されたとしましょう。
このような場合に「彼とは気の置けない仲間ですから」と、上司に伝えるとよいでしょう。
例えば「仲良しですから」と答えるのは、少し子供っぽい表現です。
しかし、「気の置けない仲間」との表現であれば、大人の言葉として十分に使用できます。
この言葉を使う場合の注意点は、間違いやすい用法についてです。
「あの人は気が置けない人なので、気をつけたほうが良い」という使い方をすることがあります。
しかし、これは誤りなので、注意しましょう。
この使い方をする場合は、「気の抜けない人」などのほうが適切と言えます。
「気の置けない」を使った例文
ここでは「気の置けない」を使った例文を挙げていきます。
これらの例文から分かる通り、「気が置けない」は「遠慮のいらない」との意味で使用するとフィットします。
・『気の置けない関係である』
・『気の置けない仲間なんです』
・『気の置けない人なので心配いりませんよ』
「気の置けない」の類語や敬語での言いかえ
それでは「気の置けない」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「気の置けない」の類似表現
まず 「気の置けない」の類似表現について解説します。
「気の置けない」は「気が置けない」や「遠慮がいらない」と言い換えることができるでしょう。
表現は異なりますが、意味としては同じになります。
「気の置けない」の敬語表現
つぎに「気の置けない」を敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
この表現自体を敬語に変換するのは難しいと言えます。
そのため、敬語にする場合は、前後の言葉で補う必要があります。
まとめ
このように「気の置けない」という表現は、遠慮のいらない、打ち解けた関係を示すのに便利な言葉です。
一方で、「気が置ける」と「気が置けない」の意味は誤解されやすい言葉なので、しっかりと理解して使い分けるとよいでしょう。